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キャピタルゲイン・インカムゲインとは?それぞれの違いと運用方法について解説

2022/3/7

資産運用で得られる収益には、「キャピタルゲイン」と「インカムゲイン」の2つがあります。言葉は聞いたことがあっても、その意味や違いはよくわからないのではないでしょうか。

キャピタルゲインとインカムゲインでは、期待できる収益やリスク、運用方法などが異なります。投資を始める前に、両者の特徴を理解しておくことが大切です。

今回はキャピタルゲインとインカムゲインの違いとメリット・デメリット、運用方法について解説します。

 

キャピタルゲインとインカムゲインの意味

キャピタルゲインとは

キャピタルゲインとは、保有資産の売却によって得られる売買差益です。たとえば、1,000万円で購入した不動産を1,500万円で売却すると、差額500万円がキャピタルゲインとなります(手数料、税金は考慮外)。

キャピタルゲインは不動産をはじめ、株式や投資信託、仮想通貨などさまざまな資産の売買で得ることが可能です。

逆に購入時より保有資産の価格が下がり、売却によって損失が生じることを「キャピタルロス」といいます。

インカムゲインとは

インカムゲインとは、資産の保有中に得られる利益のことです。不動産投資であれば、入居者から毎月受け取る家賃がインカムゲインに当たります。

インカムゲインは、資産を保有している間は継続的に収入を得られるのが特徴です。不動産のほかに株式や投資信託、FXなどでもインカムゲインを得られます。

キャピタルゲインとインカムゲインの違い

  

キャピタルゲインとインカムゲインにはどんな違いがあるのでしょうか。ここでは、それぞれのメリット・デメリットを紹介します。

キャピタルゲインのメリット

キャピタルゲインは、大きな利益が期待できるのがメリットです。価格が日々変動する資産の場合、相場動向や個別要因によって価格が高騰することがあります。

たとえば、上場株式は決算発表や注目テーマをきっかけに、短期間で株価が2倍、3倍と上昇するケースは珍しくありません。株価が10倍になる「テンバガー銘柄」が出現することもあります。

キャピタルゲインは、短期間で資産を大きく増やせる可能性があるのが魅力といえます。

キャピタルゲインのデメリット

価格が上昇すれば資産を大きく増やすキャピタルゲインが発生する一方、値下がりすれば資産を減らし、さらには元本割れの危険も伴う、キャピタルロスが発生します。

ネガティブなニュースをきっかけに短期間で価格が暴落し、大きな損失が発生する可能性もあります。特にレバレッジ取引で元本より大きな金額を取引すると、タイミングによっては損失が膨らむことがあるので注意が必要です。

資産価格はさまざまな要因で変動するため、将来の価格推移を正確に予測するのは不可能です。初心者がキャピタルゲインを得るのは簡単ではないでしょう。

インカムゲインのメリット

インカムゲインは、安定した収益が期待できるのがメリットです。収益を得られる頻度やタイミングは資産の種類によって異なりますが、資産保有中は継続的に収入を得られます。

長く保有するほど収益が積み上がっていくため、長期投資に向いています。キャピタルゲインのように日々の価格変動を気にする必要がなく、手間や時間がかからないのも魅力です。

インカムゲインのデメリット

インカムゲインは、短期間で資産を大きく増やすのは難しいのがデメリットです。

インカムゲインの場合、1年間に得られる利益は投資金額の数%程度が一般的です。インカムゲインで大きな利益を得るには、ある程度まとまった資金を準備しなくてはなりません。また、資産を2倍、3倍と増やすには長期間運用を続ける必要があります。

短期間で資産を増やしたいなら、キャピタルゲインのほうが向いています。ただし、その分損失が生じるリスクも高まる点に注意しましょう。

運用方法ごとのキャピタルゲインとインカムゲイン

キャピタルゲインとインカムゲインの両方を狙える資産もあれば、どちらか一方しか狙えないものもあります。ここでは、運用方法ごとのキャピタルゲインとインカムゲインについて解説します。

株式投資

株式投資では、キャピタルゲインとインカムゲインの両方を狙えます。

  • キャピタルゲイン:売却益
  • ・インカムゲイン:配当金、株主優待、貸株金利

株式投資のキャピタルゲインは、株価の値上がりによって得られる売却益です。購入時より株価が上がったタイミングで売却すれば、差額が利益となります。

信用取引を利用すれば、売りから取引を始めて後から買い戻すことも可能です。株価が上がったところで購入し、その後値下がりしたタイミングで売却すると利益を得られます。

株式投資のインカムゲインは、企業活動で得た利益を株主に還元する配当金です。2022年1月の東証一部の株式平均利回り(加重平均利回り)は1.94%※1となっています。

また、企業が株主に対して贈呈する株主優待(自社製品など)、証券会社に保有株を貸し出すことで得られる貸株金利もインカムゲインとなります。

※1 参考: 日本取引所グループ「その他統計資料」

投資信託

投資信託は、複数の投資家から集めた資金を1つにまとめ、専門家が株式や債券などで運用を行う金融商品です。投資信託もキャピタルゲインとインカムゲインの両方を狙えます。

  • ・キャピタルゲイン:売却益
  • ・インカムゲイン:分配金

投資信託のキャピタルゲインは、基準価額の値上がりによる売却益です。基準価額が購入時より高くなったタイミングで売却すれば、差額が利益となります。

投資信託のインカムゲインは、定期的(年1回、毎月など)に支払われる分配金です。

投資信託の分配金には、運用益が原資の「普通分配金」と元本の払い戻しである「特別分配金」の2種類があります。特別分配金は、投資資金が払い戻されているため非課税扱いです。運用益が分配されているわけではないので注意しましょう。

FX(外国為替証拠金取引)

FXは、日本円や米ドルなどの通貨を売買することで利益を得られる投資方法です。基本的にキャピタルゲインが中心ですが、インカムゲインを得ることも可能です。

  • ・キャピタルゲイン:為替差益
  • ・インカムゲイン:スワップポイント

FXのキャピタルゲインは、為替レートの変動を活用した為替差益です。

たとえば、「1米ドル=100円」のときに100万円を米ドルに交換すると1万米ドルです。その後「1米ドル=105円」になったときに1万米ドルを日本円に戻すと105万円で、差額5万円が利益となります(為替手数料などは考慮外)。

FXはレバレッジ取引もできるため、取引タイミングをうまく捉えることができれば少ない資金で大きな利益を得られます。一方で、損失が生じるリスクも高くなるので注意が必要です。

FXのインカムゲインは、2通貨間の金利差から得られるスワップポイントです。日本円を売り、円より金利が高い通貨(米ドル、豪ドルなど)を買うことで、ポジション保有中はスワップポイントを毎日受け取れます。

反対に金利が高い通貨を売って金利が低い通貨を保有すると、スワップポイントを毎日支払うことになります。

仮想通貨(暗号資産)

ビットコインをはじめとする仮想通貨もキャピタルゲインが中心ですが、インカムゲインを得ることも可能です。

  • ・キャピタルゲイン:売却益
  • ・インカムゲイン:ステーキング、レンディング

仮想通貨のキャピタルゲインは、価格の値上がりによる売却益です。取引所によっては、株式投資の信用取引やFXと同じように売りから取引を始めることも可能です。

仮想通貨は比較的値動きが大きいため、短期間で資産を増やせるかもしれません。その分リスクも高く、大きな損失が生じる恐れがあります。

仮想通貨には、配当金や分配金のようなインカムゲインはありません。

しかし、一部の通貨は一定数量を継続的に保有することで報酬を得られる「ステーキング」が利用できます。また、保有している仮想通貨を取引所に貸し出すと金利を得られる「レンディング」(貸仮想通貨)という仕組みもあります。

仮想通貨を長期保有する場合は、ステーキングやレンディングでインカムゲインを得るのも選択肢です。

J-REIT

J-REITは、複数の投資家から集めた資金でオフィスビルや商業施設などの不動産を購入し、運用益を投資家に分配する金融商品です。キャピタルゲインとインカムゲインの両方を狙えます。

  • ・キャピタルゲイン:売却益
  • ・インカムゲイン:分配金

J-REITは証券取引所に上場しており、株式と同じように日々価格が変動します。購入時より高い価格で売却できれば利益を得られます。

J-REITを保有している間は、年1〜2回の決算ごとに分配金が支払われます。

J-REITには「収益の90%超を分配する」などの条件を満たすと実質的に法人税が免除される仕組みがあるので、分配金利回りは高い傾向にあります。2022年1月のJ-REITの平均分配金利回りは3.76%※1です。

※1 参考: 不動産証券化協会「J-REIT分配金利回り(10年間)」

現物不動産投資

現物不動産投資は、マンションやアパートなどを入居希望者に貸し出して家賃収入を得る投資方法です。インカムゲインが中心ですが、売買タイミングによってはキャピタルゲインも狙えます。

  • ・キャピタルゲイン:売却益
  • ・インカムゲイン:家賃収入

現物不動産投資は、購入時より高い価格で売却できれば利益を得られます。売却益(譲渡所得)には所得税や住民税がかかり、取得から5年以内に売却すると税金が高くなる点に注意が必要です。

現物不動産投資では、家賃収入がインカムゲインとなります。入居者がいれば毎月家賃を得られるため、安定した収益が期待できます。ただし、空室になると家賃が入ってこないので、空室リスクの低い物件に投資する必要があります。

現物不動産投資は、キャピタルゲインとインカムゲインのバランスが重要です。家賃収入をコツコツ積み上げても、大きな売却損が生じるとトータルでは損益がマイナスになることもあります。

ソーシャルレンディング

ソーシャルレンディング(融資・貸付型クラウドファンディング)とは、不特定多数の投資家からインターネット上で集めた資金を資金需要者に貸し付けるサービスです。

投資家には資金需要者から支払われる利息をもとに分配金が支払われ、運用終了後に元本が返還される仕組みになっています。

ソーシャルレンディングは日々の値動きがなく、原則として中途解約ができないため、キャピタルゲインはありません。

ソーシャルレンディングのインカムゲインは、定期的に支払われる分配金です。想定利回りは概ね3〜8%程度※1のファンドを扱う運営会社が多く、分配金利回りは比較的高く設定されています。

※1 参考:矢野経済研究所「2021年版 国内クラウドファンディングの市場動向」

不動産投資クラウドファンディング

不動産投資クラウドファンディングは、インターネットを通じて不特定多数の投資家から資金を集め、その資金をもとに不動産投資を行うサービスです。運用益は投資金額に応じて投資家に分配され、運用が終了すると元本が返還される仕組みになっています。

ソーシャルレンディングと同じく日々の値動きがなく、原則として中途解約ができないため、定期的に支払われる分配金(インカムゲイン)が中心です。多くの運営会社では、想定利回りが概ね3〜8%程度※1のファンドを扱っています。

不動産投資クラウドファンディングとソーシャルレンディングの違いについてはこちらの記事をご覧ください。

ただし、弊社が運営するCREALではキャピタルゲイン重視のファンドも扱っています。

例えば、以下のファンドでは開発段階よりファンドを組成する対価として通常よりも高い利回りを設定しています。

CREALキャピタルゲイン重視ファンドの事例①

一方で、CREALにはインカムゲイン重視のファンドもあります。安定的なキャッシュフローが期待できるアセットタイプに投資を行うのが特徴です。

たとえば、個人では投資機会が希少な認可保育所には、国や自治体などの補助制度があるので安定した家賃収入運営が見込まれます。

CREALインカムゲイン重視ファンドの具体例

※1 参考:矢野経済研究所「2021年版 国内クラウドファンディングの市場動向」

キャピタルゲインとインカムゲインはどっちがおすすめ?

キャピタルゲインが向いている人

キャピタルゲインが向いている人の特徴は以下の通りです。

  • ・短期間で資産を大きく増やしたい
  • ・自分のタイミングで取引したい

キャピタルゲインは、インカムゲインに比べて大きな利益を狙えるのがメリットです。短期間で資産を大きく増やしたい場合は、キャピタルゲインが向いています。

また、価格変動を確認しながら自分のタイミングで取引したい人も、キャピタルゲインを重視すると良いでしょう。

ただし、資産価格がどのように推移するかを正確に予測するのは不可能です。取引タイミングをうまく捉えられないと、大きな損失が生じるリスクもあります。キャピタルゲインを狙う運用方法はリターンが大きい分、リスクや難易度が高いため、投資経験者向けといえるでしょう。

インカムゲインが向いている人

一方、インカムゲインが向いている人の特徴は以下の通りです。

  • ・安定した収益を確保したい
  • ・運用に時間や手間をかけたくない
  • ・時間をかけて資産を増やしたい

インカムゲインは、資産を保有している間は継続的に収入を得られるのが魅力です。時間や手間をかけずに安定した収益を確保したいならインカムゲインがおすすめです。

インカムゲインは運用期間が長くなるほど収益が積み上がっていくため、時間をかけて資産を増やしたい人にも向いています。キャピタルゲインに比べると、インカムゲインは初心者向けといえるでしょう。

キャピタルゲインとインカムゲインの両方を狙うのも選択肢

資産運用では、キャピタルゲインとインカムゲインの両方を狙うのも選択肢です。

例えば、現物不動産投資であれば、家賃収入を得ながら定期的に価格動向をチェックし、利益が出そうなタイミングが来たら売却するといった具合です。

インカムゲインだけでは物足りないと感じる場合は、資産の長期保有でインカムゲインを得ながらキャピタルゲインを狙えるタイミングを探してみましょう。

不動産投資クラウドファンディングは運用に手間をかけたくない人におすすめ

資産運用に手間をかけたくないなら、不動産投資クラウドファンディングがおすすめです。

現物不動産投資の場合、物件売買や賃貸管理においてさまざまな業務が生じます。入居者募集や家賃の回収などは賃貸管理会社に委託できますが、オーナーとして判断が求められる場面が多くあります。

それに対して、不動産投資クラウドファンディングはインターネット上で手続きが完結し、不動産管理は運営会社に任せられます。

少額から投資を始められ、投資後は分配金と元本の入金を待つだけです。株式投資やREITのように日々の価格変動に振り回されずに済むので、初心者でも安心して投資に取り組みやすいでしょう。

弊社が運営するCREALではキャピタルゲイン重視のファンドもあるためキャピタルゲインとインカムゲインの両方を狙うことも可能です。

まとめ

キャピタルゲインとインカムゲインは特徴が異なるので、「どちらが良い」と断言できるものではありません。投資可能金額や投資スタイルに応じて、自分に合った運用方法を選択することが大切です。

ただし、キャピタルゲインは取引タイミングの判断が難しく、大きな損失が生じるリスクもあります。初めて投資に取り組むなら、まずはインカムゲインを重視する運用から始めてみてはいかがでしょうか。

CREALならキャピタルゲインとインカムゲインの両方を狙える

CREALは、運用資産残高3年連続No.1※1の不動産投資クラウドファンディングサービスです。

運用資産残高約350億円※2の不動産アセットマネジメント会社が運営しており、不動産投資業界で実績のある弊社が厳選した資産価値の高い物件のみを掲載しています。1万円から投資ができ、想定利回り(年利)3~8%の分配金を定期的に受け取れます。

不動産投資クラウドファンディングは日々の値動きがなく、定期的に分配金が支払われるためインカムゲインが中心です。しかし、CREALではキャピタルゲイン重視のファンドも扱っており、キャピタルゲインとインカムゲインの両方を狙えます。

2018年11月のサービス開始から現時点まで、配当はすべて遅延なく想定利回りで支払われ、元本割れもございません※3

また、すべてのファンドに弊社も5~20%ほどの劣後出資をしています。不動産価値の下落が起きた場合は、まず弊社の出資分から損失の負担が生じる仕組みになっているため、リスクを抑えながら不動産への投資が可能です。

優先劣後出資

CREALで安定したインカムゲインはもちろん、キャピタルゲインの獲得も目指しましょう。

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※1 日本マーケティングリサーチ機構調べ 2021年6月期 指定テーマ領域における競合調査
※2 2021年5月末現在
※3 2022年2月末現在