純金積立はやめとけといわれる理由・デメリット5つ!向いている人や失敗しないコツも紹介

※ファンドへの投資申込を行う際は、事前に詳細を十分に確認し、リスクを理解した上でのご決定をお願いいたします。投資後は"ほったらかし"で運用することが可能ですが、運用状況の確認のため、定期的にログインしていただくことをお勧めいたします。
※本記事に記載されている内容のうち、当社サービス以外の個別の商品・銘柄・企業名については、あくまでも参考として掲載しているものであり、当社はその商品、銘柄又は企業の株式等の売買を推奨するものではありません。 最終的な投資の実行は、ご自身の判断と責任の下で行っていただくようにお願いいたします。

2024年10月時点で、日本はインフレ(物価上昇)の傾向にあり、海外では紛争が起きている国や地域もあります。先行きが不透明な状況にあるなか、安全資産として広く認識されている金への注目度が高まっています。

金は希少性の高い実物資産で、インフレ時に価格が上昇しやすく、市況が不安定なときほど支持される傾向にあります。株や債券などの値動きにも連動しにくいため、分散投資先としても有効です。安定的に資産を増やすために、少額から始められる純金積立が気になっている人もいるでしょう。
※参考:SBI証券

一方で、純金積立は次のような理由で「やめとけ」といわれることがあります。

・手数料が投資信託よりも高い
・スプレッドが広く、売却益が減少する
・配当金や利息がない
・NISAなどの非課税制度を利用できない
・業者破綻のリスクがある

将来のために長期的な資産形成に取り組むなら、純金積立の特徴を理解して、自分に向いているかを判断することが大切です。

本記事を読めば、メリットや向いている人の特徴がわかり、純金積立を始めるべきか判断できます。また、純金積立以外におすすめの投資先も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

  • 東京証券取引所市場に上場している当社が提供する不動産クラウドファンディング「CREAL」では、1万円からほったらかしで投資でき、平均想定利回り4.3%の分配金を定期的に受け取れます※1。
    多くのファンドに当社も5%ほどの劣後出資をしており、2018年のサービス開始から現時点まで元本割れもございません※2。気になる方は下記をクリックしてご覧ください。

  • <投資家登録完了までの流れはこちらをご覧ください>

  • ※1:2024年2月末時点で運用中の当社組成ファンドの想定利回りの平均値
    ※2:2024年10月末時点

  • おさらい|そもそも純金積立とは?

    純金積立とは、金を少額ずつ買い付けるサービスです。主に貴金属会社や銀行・証券会社などがサービスを提供しています。一般的には、毎月1,000円などの少額から積み立てることが可能です。

    純金積立には、2つの買付方法があります。

    ・定額積立:毎月一定額を積み立てる方法(例:毎月1万円を積み立て)
    ・定量積立:毎月一定数量を積み立てる方法(例:毎月1gを積み立て)

    定額積立と定量積立の買付方法の違い※引用:SBI証券

    定額積立は「ドルコスト平均法」とも呼ばれる購入方法です。金価格が高いときは少ない数量を、安いときは多い数量を購入できます。そのため、定量積立に比べて平均購入単価を抑える効果があるといわれています。

    ドルコスト平均法
    ※引用:
    住信SBIネット銀行

    積み立てた金は、運営会社の取引口座を通じて現金化できます。購入時よりも高い価格で売却できれば、その差額が利益となります。一定の数量に達した場合は、金の現物(金貨、バーなど)に換えて引き出し、手元に保管することも可能です。その場合、引き出し手数料や配送料、消費税などがかかることがあります。また、受け取りまで1週間~1ヵ月程度かかる点にも注意が必要です。
    ※参考:SBI証券
    ※参考:楽天証券
    ※参考:田中貴金属

    金投資について詳しく知りたい方は、下記記事をご参照ください。
    ※関連記事:金投資はおすすめしないといわれる理由・デメリット!向いていない人も紹介

    純金積立はやめとけといわれる理由・デメリット

    純金積立を始めるべきかの判断材料として、やめとけといわれる理由とデメリットを確認しておきましょう。

    手数料が投資信託よりも高い傾向にある

    純金積立は、買付時に購入金額の1.5~3%程度の手数料がかかるのが一般的です。たとえば、買付手数料が2.5%のサービスを利用して毎月1万円積み立てる場合、毎回250円(1万円×2.5%)の手数料がかかります。積み立てた金を保有している間や売却時は手数料がかからないケースが多いです。
    ※参考:SBI証券
    ※参考:田中貴金属
    ※参考:GOLDPARK

    一方、投資信託の手数料には、主に3種類あります。

    ・買付手数料:投資信託を購入するとき(積み立てるとき)にかかる手数料
    ・信託報酬:投資信託の保有中にかかる運用管理費用
    ・信託財産留保額:投資信託を売却するときにかかる手数料
    ※参考:投資信託協会

    買付手数料が無料(ノーロード)の商品であれば、積立時に手数料はかかりません。信託報酬は、年率0.1%程度に設定している低コスト商品が数多くあります。たとえば、通称「オルカン」と呼ばれており、SBI証券で販売ランキング1位の「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の信託報酬は年率0.05775%以内※です。また、信託財産留保額も無料のファンドが多くあります(オルカンも無料)。
    ※2024年10月時点
    ※参考:SBI証券

    純金積立(買付手数料2.5%)と「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」を、毎月1万円積み立てた場合の1年間の手数料比較は以下の通りです。

     

    純金積立

    eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

    買付手数料

    3,000円
    (月250円×12ヵ月)

    0円

    1年間の保有コスト

    0円

    約38円※

    1年間の手数料合計

    3,000円

    約38円

    ※各月の投資元本額をもとに月割計算した信託報酬の年間合計額(価格変動は考慮外)
    ※投資信託では信託報酬以外にも諸経費が発生しますが、ここでは割愛しております

    上記のシミュレーション結果から、投資信託に比べて純金積立の手数料が割高であることがわかります。積み立てを長く続けて投資元本が増えるほど、純金積立と投資信託の手数料差は広がるでしょう。

    純金積立の手数料を抑えたい場合は、買付手数料の安い運営会社を選ぶことを検討しましょう。

    投資信託について詳しく知りたい方は、下記記事をご参照ください。
    ※関連記事:「投資信託はおすすめしない」といわれる理由・デメリット3つ!おすすめしない人も紹介

    全世界株について詳しく知りたい方は、下記記事をご参照ください。
    ※関連記事:全世界株はおすすめしないといわれる理由・デメリット6つ!向いている人も紹介

    スプレッド(売買価格差)が広く、売却益が減少する傾向にある

    スプレッドとは、金の購入価格と売却価格の差のことです。
    ※参考:SBI証券

    売却価格よりも購入価格のほうが高く設定されており、差額はコストの一部に相当します。スプレッドが広いと投資家にとっては不利になり、利益を出しにくくなるケースもあります

    以下は住信SBIネット銀行の純金価格推移表です。

    住信SBIネット銀行の純金価格推移表※引用:住信SBIネット銀行

    純金積立の購入価格と売却価格、スプレッドは日々変動します。たとえば、2024年10月9日の金1gあたりのスプレッドは137円(=13,785円-13,648円)ですが、2024年10月7日は136円(=13,978円-13,842円)です。

    一方で、同じ住信SBIネット銀行のFX(Oh!FX)の場合、米ドル円のスプレッドは0.5銭(0.005円)です。仮に1米ドル=150円のときに1万通貨(150万円相当)の取引をした場合、スプレッドは50円(0.005円×1万通貨)となります。もちろん取引対象は異なりますが、純金積立に比べると、FXのスプレッドは狭い(割安である)ケースもあることがわかるでしょう。
    ※参考:住信SBIネット銀行

    純金積立のスプレッドが広い理由として、流動性や相場の急変などのマーケット状況、運営会社のコストなどが挙げられます
    ※参考:SBI証券

    株式や債券などと異なり、純金積立では金の現物交換にも対応する必要があります。貴金属会社は買い取った地金を自社あるいは委託業者にて溶解し、金貨やバー、ジュエリーなどの宝飾品を製造する費用もかかります。純金積立の運営会社にはこのようなコストが生じることから、一定の利益を確保するために、スプレッドが広めに設定されていると考えられます。
    ※参考:田中貴金属

    純金積立のスプレッドは運営会社によって異なります。特に純金積立が初めてでコストを抑えたい人は、複数の会社を比較してスプレッドの狭いサービスを選ぶとよいでしょう。

    配当金や利息がない

    銀行にお金を預けていれば利息が受け取れ、株式や債券に投資すれば配当金や利子が受け取れます。

    しかし、金は利息や配当を生む資産ではありません。そのため、純金積立を続けて金を保有してもインカムゲイン(資産を保有していることで得られる利益)は期待できません

    インカムゲインを目的に投資を始めるなら、定期的に配当金や分配金を得られる個別株やETF、投資信託などを検討するとよいでしょう。

    ただ、純金積立でポイント還元を受けられるケースがあります。たとえば、SBI証券では金取引の月間合計手数料の1.0%相当ポイントが貯まるサービスを提供しています。大きな利益は期待できませんが、買付手数料などの負担軽減につながるでしょう。
    ※参考:SBI証券

    NISAなどの非課税制度を利用できない

    NISAは、投資信託や株式などの収益に本来かかる税金(税率20.315%)が非課税になる税制優遇制度です。税金分だけ手取り額を増やせるため有利に運用できます。
    ※参考:金融庁

    純金積立はNISAの対象外で、利益が出た場合は課税されます。金価格が上昇しても、利益がそのまま手元に残るわけではないので注意しましょう。

    非課税で金に投資したい場合は、NISAで投資できる金価格連動のETFや投資信託などが選択肢です。純金積立とは違い、保有中に信託報酬がかかりますが、運用益や分配金に税金はかかりません。

    保管方法によっては業者破綻のリスクがある

    純金積立で購入した金の保管方法は次の2種類です。

    ・特定保管:運営会社の財産と契約者の金を区分して保管(分別管理)する方法
    ・消費寄託:契約者が申し出るまで運営会社が借用・運用できる方法
    ※参考:SBI証券

    消費寄託と特定保管の仕組み※引用:いまから投資

    特定保管の場合、純金積立で購入した金の所有権は契約者にあります。万が一運営会社が破綻しても、これまで積み立てた金はすべて返還されます。

    一方、消費寄託は、契約者から預かった金の所有権は運営会社にあります。後日、同種・同等・同量の金を返還すればよいとされており、契約者が返還請求をするまでは運営会社が運用・消費できる仕組みです。運営会社は保管コストを抑えられるため、特定保管に比べると、契約者は保管料などの手数料負担が安く済むかもしれません。ただし、運営会社が破綻すれば、預けている金の一部または全部が返却されないリスクがあります。

    純金積立で破綻リスクを避けたいなら、特定保管を採用している運営会社を選ぶと安心です。

    ちなみに純金積立(金投資)を念のため確認したい人のために、金投資の種類の比較表を下記にまとめましたので、ご参考にしてください。

    種類

    特徴

    購入方法

    おすすめの人

    現物購入
    (金貨含む)

    すぐに換金できる

    貴金属店や地金商

    金を現物で保有したい人

    先物取引

    ハイリスク・ハイリターン

    証券会社

    大きなリターンを得たい人

    純金積立

    定額積立と定量積立から選べる

    貴金属メーカーや地金商、
    証券会社、銀行

    金を定期的に積み立てたい人

    ETF

    リアルタイムで取引できる

    証券会社

    すでに他の投資をしており、
    資産の安定化を図りたい人

    投資信託

    100円から投資できる

    証券会社や銀行

    少額から金に投資したい人

  • 東京証券取引所市場に上場している当社が提供する不動産クラウドファンディング「CREAL」では、1万円からほったらかしで投資でき、平均想定利回り4.3%の分配金を定期的に受け取れます※1。
    多くのファンドに当社も5%ほどの劣後出資をしており、2018年のサービス開始から現時点まで元本割れもございません※2。気になる方は下記をクリックしてご覧ください。

  • <投資家登録完了までの流れはこちらをご覧ください>

  • ※1:2024年2月末時点で運用中の当社組成ファンドの想定利回りの平均値
    ※2:2024年10月末時点

  • 純金積立をはじめとする金投資と他投資手法との比較

    金投資(純金積立を含む)と他の投資手法では次のような違いがあります。メリットやデメリット・リスク、向いている人を比較すると、純金積立が自分に合っているか判断しやすくなるでしょう。

    種類

    メリット

    デメリット・リスク

    おすすめ・向いている人

    定期預金

    金利が初めから決まっていて
    手間かからない

    金利が低い

    元本保証にこだわる人

    外貨預金

    基本的な仕組みは
    円預金と同じで理解しやすい

    為替レートの変動で
    為替差損が生じることがある

    海外に収入源がある人

    債券

    国債であれば
    国の補償があり信頼性が高い

    債権の種類ごとに
    リスクやリターンが異なる

    資産運用のリスク分散を
    検討している人

    株式投資
    (個別株)

    流動性が高い

    日々の価格変動あり
    不安定な銘柄もある

    市場の動きや企業の業績を分析できる人

    投資信託

    100円から投資できる

    株式のように数日で大きな利益をもたらさない

    投資をやったことがない人

    現物不動産投資

    ローンを利用することで、
    少ない元手で効率的に資産を増やせる

    物件管理に時間と手間がかかる

    ローンを組んでレバレッジをかけて投資をしつつ節税もしたい人

    不動産
    クラウドファンディング

    現物不動産投資よりも
    手間がかからない

    流動性が低い

    少額から不動産に投資したい人

    金投資

    取引における
    安全性・信頼性に優れている

    利息・配当は期待できない

    長期保有することに
    抵抗がない人

    初心者向けの資産運用を知りたい方は、下記記事をご参照ください。
    ※関連記事:比較表付き|初心者向け資産運用の種類8選!おすすめできない種類も紹介

    純金積立が本来おすすめ・向いている人

    純金積立はやめとけといわれる理由・デメリットを見て、自分に向いているか疑問を感じた人のために、おすすめ・向いている人の特徴を紹介します。

    長期的な資産保全を目的とする人

    金は長期保有を前提とした資産です。短期での値上がりは期待できませんが、中長期で保有することで、ゆるやかに値上がりして資産の増加に繋がります。

    また、保有期間中はリスクヘッジの役割を持つため、安定した資産形成が可能です。

    以下は金現物の10年チャートです。

    金現物の10年チャート
    ※引用:
    SBI証券

    金価格は上昇傾向が続いており、2023年後半以降は上昇ペースが高まっています。インフレや円安、国債情勢が不安定になっていることなどを背景に、資産保全のために保有する人が増えていると考えられます。金は株や債券などの動きと連動しない傾向もあるため、分散投資によるリスク軽減効果も期待できるでしょう。
    ※参考:GOLDPARK
    ※参考:SBI証券

    また、純金積立で購入した金の売却益(譲渡益)は、以下のように所有期間によって課税対象となる所得金額が変わります。

    所得区分

    所有期間

    課税される譲渡所得の計算式

    短期譲渡所得

    5年以内

    金の譲渡益+その年の金以外の譲渡益-特別控除50万円

    長期譲渡所得

    5年超

    (金の譲渡益+その年の金以外の譲渡益-特別控除50万円)×1/2

    ※参考:国税庁

    金の売却益が同じ金額であれば、長期譲渡所得のほうが譲渡所得の金額は減ります。税金は譲渡所得に税率を掛けて計算するため、長期保有(5年超)のほうが税負担は軽減されるでしょう。短期間の取引では利益が出にくいので注意が必要です。

    1,000円程度から金に投資したい人

    純金積立は、毎月1,000円程度の少額から始められます。まとまった資金を用意する必要がなく、無理のない金額ですぐに積み立てをスタートできます。途中で積立金額を変更することもできるため、慣れてきたら少しずつ増額してもいいかもしれません。
    ※参考:SBI証券
    ※参考:住信SBIネット銀行

    最低積立金額は運営会社によって異なり、貴金属会社は毎月3,000円からが多いです。また、毎月の積立金額が少ないほど、手数料が高くなるケースもあります。少額から始めたい場合は最低積立金額が低く、手数料率が一定の運営会社を選ぶとよいでしょう。
    ※参考:田中貴金属
    ※参考:GOLDPARK

    純金積立の主なメリット

    純金積立には以下のようなメリットもあります。うまく活用すれば、初心者でもリスクを軽減しながら長期の資産形成に取り組めるでしょう。

    現物で金を保有するリスクがない

    金は資産価値の高い実物資産です。現物を自宅で保有すると、紛失や盗難に遭うリスクがあります。貸金庫などを借りて保管する方法もありますが、コストがかかるうえに、保管場所を忘れる可能性もあるでしょう。

    純金積立であれば、運営会社が金の現物を保管してくれるため、紛失・盗難などのリスクを回避できます。保管方法として特定保管を採用しているサービスを選ぶと、運営会社の破綻リスクも避けられるため、より安心といえるでしょう。

    希少性が高く資産価値がなくなるリスクがほぼない

    2023年末時点で、世界の金の地上総貯蔵量は約212,582トンです。その内訳は宝飾品が約45%、中央銀行や個人保有が約40%、その他が約15%です。この量を立方体で表すと、1辺の長さは約22mしかありません。

    世界の金の地上総貯蔵量
    ※引用:
    World Gold Council

    また、現在確認されている埋蔵量は約59,000トンで、大部分は採掘困難な場所にあるといわれています。
    ※参考:田中貴金属

    金は埋蔵量が限られており、希少性の高い実物資産であることから、資産価値がなくなるリスクは低いといえます。

    世界共通の価値を持つため換金しやすい

    金は、円や米ドルなどの法定通貨とは異なり、特定の国・地域の信用力に価値が左右されないのが特徴です。世界中で取引されており、需要と供給によって価値が変動しますが、世界共通の価値を持ち、安全資産として広く認識されています。そのため、現金が必要なときに換金しやすい資産といえるでしょう。

    純金積立の場合、売却注文が約定してから早ければ数日で現金化できます。
    ※参考:SBI証券

    インフレ対策になる実物資産を少額から保有できる

    「有事の金」という言葉があるように、インフレなどで将来への不安が広がるときは、実物資産である金が支持される傾向にあります。株式のように短期的に大きな利益は期待できませんが、インフレなどで経済情勢が不安定な時期でも価値の安定性に優れています

    純金積立であれば、インフレに強いといわれる金を少額から購入できます。一度積立設定をすれば、運営会社が毎月自動で買い付けてくれるため、時間や手間がかからないのもメリットです。

    インフレに強い資産を知りたい方は、下記記事をご参照ください。
    ※関連記事:インフレに強い資産6選比較!保有するメリットやインフレに備えるコツも紹介

    純金積立を始める際のコツ・注意点

    純金積立を始める際のコツ・注意点を知っておくと、失敗するリスクを抑えられ、メリットを最大限に活用できるでしょう。

    信頼できる運営会社を選ぶ

    純金積立を始める際は、知名度や業績、サービス内容、投資家の口コミなどをもとに運営会社の安全性を見極めることが重要です。積み立てを続けている途中でサービスが終了したり、運営会社が破綻したりすることがあれば、大切な資産が目減りするかもしれません。

    特に重要なのは、購入した金の保管方法です。先述の通り、消費寄託は運営会社が破綻した際に預けている金が戻ってこないリスクがあります。預けている金の安全性を高めるなら、特定保管の運営会社を選ぶのがおすすめです。

    運営会社ごとの手数料やコストを比較する

    純金積立は、運営会社によって手数料やその他コストに差があります。比較しておきたい主な手数料・コストは以下の通りです。

    ・買付手数料
    ・売却手数料
    ・年会費
    ・口座管理料
    ・保管料
    ・現物請求のコスト(手数料、郵送料など)
    ※参考:SBI証券
    ※参考:田中貴金属

    金価格が上昇しても、手数料が高いと利益が減ってしまいます。純金積立の利益を最大化するためにも、手数料やその他コストが低い運営会社を選びましょう。

    純金積立よりも「不動産クラウドファンディング」がおすすめな理由

    不動産クラウドファンディングとは、インターネットを通じて不特定多数の投資家から資金を集め、その資金をもとに不動産投資を行うサービスです。

    不動産投資クラウドファンディングの仕組み

    1万円程度の少額から不動産へ投資ができ、投資金額に応じて定期的に分配金を受け取れます

    不動産クラウドファンディングの詳細は下記記事をご参照ください。
    ※関連記事:不動産クラウドファンディングとは?仕組み・他の不動産投資商品との比較表付き

    また、不動産クラウドファンディングでは元本割れへの対策が講じられているファンドが多く存在します。金投資に同様の仕組みはありません。

    不動産クラウドファンディングは優先劣後構造が採用されているため、万が一損失が発生した際の被害を最小限に抑えられます。

    優先劣後構造とは、共同出資している不動産クラウドファンディング会社の出資額を優先的に損失の補填に当てる仕組みです。

    優先劣後構造とは

    損失額が不動産クラウドファンディング会社の出資額に収まる場合、投資家が損失を被ることはありません

    ただし、不動産クラウドファンディングのなかには優先劣後出資を採用していないものもあるため、投資する際は必ず商品の概要をチェックしましょう。

    参考までに、不動産クラウドファンディングと金投資を比較した内容を下記表にまとめました。
    ※下記表の「〇」「△」「×」は、不動産クラウドファンディングと金投資を比較さいた際の優劣を端的に表しています

    比較項目

    不動産クラウドファンディング

    金投資

    特徴

    インターネットで資金調達をして
    不動産を購入し、
    そこから生まれる家賃収入などで利益を得る

    埋蔵量が限られている。
    現物やETFなど様々な購入方法がある

    メリット

    日々の価格変動がなく安定的

    流動性が高い

    デメリット

    流動性が低い
    (運用期間が定められており、
    中途解約できないことが多い)

    利息・配当はない

    換金性


    (数ヶ月から数年の間資金が拘束される)

    元本割れへの対策


    (劣後出資あり)

    ×

    最低投資金額

    1万円~

    100円~※

    価格の安定性


    (日々の価格変動なし)

    ×
    (日々の価格変動あり)

    向いている人

    損失リスクを下げたい人

    分散投資したい人

    ※:イーデス

    上記より、特に下記に該当する方は不動産クラウドファンディングでの投資をおすすめします。

    ・損失リスクを下げたい人
    ・価格変動に一喜一憂したくない人
    ・定期的に分配金を受け取りたい人
    ・売却タイミングを自分で決めるのが面倒くさく感じる人

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  • ※1:2024年2月末時点で運用中の当社組成ファンドの想定利回りの平均値
    ※2:2024年10月末時点

  • まとめ|純金積立はやめとけといわれる理由・デメリット

    純金積立は、毎月1,000円程度の少額から安全資産である金に投資できるのがメリットです。積み立てなら相場を読む必要がないため、初心者でも始めやすいでしょう。しかし、次のような理由で「純金積立はやめとけ」といわれることがあります。

    ・手数料が投資信託よりも高い傾向にある
    ・スプレッドが広く、売却益が減少する傾向にある
    ・配当金や利息がない
    ・NISAなどの非課税制度を利用できない
    ・保管方法によっては業者破綻のリスクがある

    金は希少性の高い実物資産ではありますが、手数料は比較的高めです。また、配当金や利息のようなインカムゲインがなく、非課税制度にも対応していないため、それほど大きな利益は期待できないかもしれません。リスクを抑えながらより大きな利益を目指すなら、不動産への分散投資も選択肢の一つです。

    不動産クラウドファンディングであれば、1万円程度の少額から不動産に投資できます。投資金額に応じて定期的に分配金が支払われるため、インカムゲインが期待できるのもメリットです。将来に向けて安定的に資産を増やすために、分散投資先として不動産クラウドファンディングを検討してみてはいかがでしょうか。

  • CREALなら1万円からリスクを抑えて不動産投資を始められる

  • ★CREALは経済アナリストの馬渕 磨理子さんにもご紹介いただいております★

  • 馬渕磨理子さんの他の動画を見たい方は、下記記事をご参照ください。
    【少額でできる】つみたてNISA に投資するならここもおすすめです!【クリアル】

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  • CREALは商品ラインナップが豊富で大型案件を多数取り揃えており、マンションだけでなくホテルや保育園、学校など、個人では難しい不動産にも投資できます。

  • また、多くのファンドに当社も5%程度の劣後出資をしています。不動産価値の下落が起きた場合は、まず当社の出資分から損失の負担が生じる仕組みになっているため、リスクを抑えながら不動産への投資が可能です。

  • 5%程度の劣後出資

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