FXはやめとけといわれる理由・デメリット7つ!やめとくべき人も紹介&株式投資との比較
※ファンドへの投資申込を行う際は、事前に詳細を十分に確認し、リスクを理解した上でのご決定をお願いいたします。投資後は"ほったらかし"で運用することが可能ですが、運用状況の確認のため、定期的にログインしていただくことをお勧めいたします。
※本記事に記載されている内容のうち、当社サービス以外の個別の商品・銘柄・企業名については、あくまでも参考として掲載しているものであり、当社はその商品、銘柄又は企業の株式等の売買を推奨するものではありません。 最終的な投資の実行は、ご自身の判断と責任の下で行っていただくようにお願いいたします。
将来への不安から資産形成について調べると、おすすめの投資方法としてFX(外国為替証拠金取引)が紹介されていることがあります。
会社の先輩や友人から「FXをやったことがある」と聞くと「自分にもできそう」と興味を持つのではないでしょうか。FXは少額から投資でき、スマホでも取引が完結できるため、初心者でも簡単に始められます。
一方で、FXは「ギャンブルに近い」「レバレッジが怖い」と評価されることも多く、インターネット上では「FXはやめとけ」という意見も見られます。最近では、インフレ(物価上昇)や紛争などの影響を受け、為替相場や世界の政治・経済情勢が不安定になっていることを心配する人もいるでしょう。
FXが自分にあっているかを見極めるには、メリットだけに注目せず、デメリットやリスクを理解しておくことが重要です。
FXはやめとけといわれる理由・デメリットは下記の通りです。
- ・為替の値動きの予想が難しい
- ・レバレッジによって損失リスクが大きくなる
- ・高額で詐欺の自動売買ツールや情報商材を買ってしまう
- ・強制ロスカットによって損失が生じることがある
- ・値動きをいつの間にかずっと見張ってしまい精神的疲労が蓄積する
- ・取引を続けられる人は少なくやめてしまう人が多い
本記事では他にも、FXが向いていない人の特徴、株式投資との比較も紹介しますので、FXを始めるかどうかの判断材料としてご活用ください。
東京証券取引所市場に上場している当社が提供する不動産クラウドファンディング「CREAL」では、1万円からほったらかしで投資でき、平均想定利回り4.3%の分配金を定期的に受け取れます※1。
多くのファンドに当社も5%ほどの劣後出資をしており、2018年のサービス開始から現時点まで元本割れもございません※2。気になる方は下記をクリックしてご覧ください。
<投資家登録完了までの流れはこちらをご覧ください>
※1:2024年2月末時点で運用中の当社組成ファンドの想定利回りの平均値
※2:2024年10月末時点
目次
FXはやめとけといわれる理由・デメリット
FXには特有のデメリット・リスクがあるため、仕組みを理解しないまま手を出すと、大きな損失が生じる恐れがあります。実際にトレードを始める前に「FXはやめとけ」といわれる理由を把握しておきましょう。
為替の値動きの予想が難しい
FXは、為替レートの変動を予想して、為替差益の獲得を目指すのが基本的な仕組みです。
<取引の流れの例>
- ・「1米ドル=100円」のときに米ドル/円を10万円分(1,000米ドル)買い注文
- ・その後「1米ドル=140円」になったときにポジションを決済
- ・差額4万円((140円-100円)×1,000米ドル)が利益
※スプレッド(手数料)は考慮外
ポジションとは、新規で通貨の買い注文もしくは売り注文を行い、決済前の状態で保有していることです。FXでは、為替がどのように動くかを予想して、売買注文や決済のタイミングを判断します。
しかし、為替レートは各国の政策金利、雇用統計などの経済指標、中央銀行総裁の発言など様々な要因で変動します。為替の値動きを予想するのは難しく、特に初心者はギャンブル感覚で取引してしまいがちです。何の根拠もなく、自分の勘を頼りに取引しても、安定した収益は期待できないでしょう。
為替の値動きへの対策としては、あらかじめ利益確定や損切りを実行する自分なりの価格水準を決めておき、そのルールに沿って機械的に取引する方法が考えられます。為替が予想と異なる動きをしても、どのタイミングで決済するか迷わずに済むため、一定の利益を確保しながら、損失の拡大を防ぐことが可能です。
レバレッジによって損失リスクが大きくなる
FXには、自己資金を超える金額の取引ができる「レバレッジ」と呼ばれる仕組みがあります。個人の場合、担保として証拠金を口座に預けることで、国内では証拠金の最大25倍の取引が可能です。
たとえば、1米ドル=100円のときに証拠金として10万円を預けると、レバレッジ1倍なら1,000米ドル(10万円)ですが、レバレッジ25倍なら2万5,000米ドル(250万円)の取引を行えます。
※引用:みんなのFX
レバレッジを活用すれば、少ない資金でより大きな利益を得られる可能性がある一方、レバレッジの倍率に比例してリスクも大きくなります。
【1米ドル=100円、証拠金10万円の場合】
レバレッジ |
保有ポジション |
為替差損益 (1米ドル=110円) |
為替差損益 (1米ドル=90円) |
1倍 |
1,000米ドル |
+1万円 |
▲1万円 |
3倍 |
3,000米ドル |
+3万円 |
▲3万円 |
5倍 |
5,000米ドル |
+5万円 |
▲5万円 |
※参考:みんなのFX
レバレッジの倍率を上げ過ぎると、為替が予想外の動きをした場合に短時間で損失が膨らむため注意が必要です。
高額で詐欺の自動売買ツールや情報商材を買ってしまう
FXについては、高額の自動売買ツールや情報商材に関する詐欺が発生しており、金融庁や国民生活センターなどが注意喚起を行っています。以下は相談事例です。
インターネット広告を見て資料請求をしたところ、業者から電話があり「海外業者が開発したFX自動売買ツールを限定販売している。月15%ずつ増える。」と説明され契約した。ツール代3万円を支払い、業者の指示に従って海外業者の口座に50万円を入金して取引を始めると、順調に利益が出た。
「さらにランクの高いツールがある」といわれて代金5万円を支払い、口座に300万円を入金した。その後、自動売買ツールを購入した国内業者に元金と同額の出金依頼をしたが、「取引をすべて終了しないと出金できない」「我々は仲介しているだけ」といわれ、出金できない。
※参考:国民生活センター
「必ず儲かる」「簡単に利益が出る」などの言葉を言ってきたら、問答無用ですぐに断りましょう。
ちなみに、日本でFX取引を提供するには、金融商品取引業の登録が必要です。無登録業者との取引でトラブルが生じると、「返金してもらう」などの対応は困難となります。FX取引を行う前に、金融庁のホームページなどで登録業者であることも必ず確認しましょう。
強制ロスカットによって損失が生じることがある
ロスカットとは、含み損(未確定の損失)が一定の基準に達した場合に、保有中のポジションが強制的に決済される仕組みです。FX業者ごとに定められた証拠金維持率を下回ると、ロスカットが執行され、強制的に損失が確定します。証拠金維持率は100%、70%、50%など業者によって異なります。
【証拠金維持率(%)の計算式】
純資産(口座残高+評価損益)÷必要証拠金×100
※参考:みんなのFX
証拠金維持率の計算式を知っておくことで、取引開始前にロスカットとなる価格を把握できます。
【ロスカット発動までの具体例】
証拠金維持率100%のFX口座に証拠金5万円を入金し、1米ドル=100円のときに1万通貨(100万円相当)の買いポジションを保有するとします(レバレッジ20倍)。国内においてレバレッジは25倍が上限のため、必要証拠金は4万円(100万円÷25)です。買いポジション保有後、ロスカットまでの流れは以下のようになります。
為替 |
口座残高 |
評価損益 |
証拠金維持率 |
1米ドル=100円 |
5万円 |
– |
125% (5万円÷4万円×100) |
1米ドル=99.5円 |
5万円 |
▲5,000円 |
112.5% ((5万円-5,000円)÷4万円×100) |
1米ドル=99円 |
5万円 |
▲1万円 |
100% ※ロスカット発動 ((5万円-1万円)÷4万円×100) |
少額の資金で高レバレッジの取引を行うと、ロスカットが発動しやすくなります。また、低レバレッジであっても、為替が急激に動いたときなどはロスカットが生じることがあります。
投資信託であれば、価格が下がっているときに積立を続けることで平均購入単価が下がり、再び価格が上昇に転じたときに利益を得られる可能性があります。しかし、FXは含み損が一定額を超えると強制的に取引が精算されてしまうため、時間を味方に付けるのが難しく、長期投資には不向きといえます。
値動きをいつの間にかずっと見張ってしまい精神的疲労が蓄積する
FXはほぼ24時間取引できるため、ポジションを持っていると常に損益が変動することになります。最近はスマホでも取引ができて便利な反面、いつでも損益を確認できてしまいます。
特に初心者は少額の損失でも気になり、常に値動きをチェックしてしまう傾向にあります。精神的な疲労が蓄積すると、FXで安定した利益を得られないことに加えて、仕事や私生活にも影響が出るため要注意です。
無理なくFXを続けるには「その日のうちにポジションを決済する」「深夜はトレードしない」など、自分にとって精神的な負荷が少ないルールを確立する必要があるでしょう。
東京証券取引所市場に上場している当社が提供する不動産クラウドファンディング「CREAL」では、1万円からほったらかしで投資でき、平均想定利回り4.3%の分配金を定期的に受け取れます※1。
多くのファンドに当社も5%ほどの劣後出資をしており、2018年のサービス開始から現時点まで元本割れもございません※2。気になる方は下記をクリックしてご覧ください。
<投資家登録完了までの流れはこちらをご覧ください>
※1:2024年2月末時点で運用中の当社組成ファンドの想定利回りの平均値
※2:2024年10月末時点
取引を続けられる人は少なくやめてしまう人が多い
以下は、FXの顧客口座数の稼働率(四半期ごと)をまとめたものです。
年月 |
顧客口座数 |
取引実績口座数 |
口座稼働率 |
2023年度第2四半期 |
11,078,389 |
792,988 |
7.16% |
2023年度第1四半期 |
10,967,723 |
791,297 |
7.21% |
2022年度第4四半期 |
10,735,460 |
784,414 |
7.31% |
2022年度第3四半期 |
10,539,549 |
841,475 |
7.98% |
※参考:一般社団法人 金融先物取引業協会|四半期統計データ(店頭外国為替証拠金取引)
顧客口座数に対し、実際の稼働率は10%にも満たない状況です。FXに興味を持って口座開設したものの、途中で取引をやめてしまい、口座だけが残っている人が多いと考えられます。
投資でまとまった資産を築くには、長期にわたって運用を続ける必要があります。しかし、FXを長く続けられる人は少ないのが現状です。
【メモ】そもそもFXは誰かが勝てば誰かが負ける「ゼロサムゲーム」
ゼロサムゲームとは、参加者の利益と損失の合計が0(ゼロ)になるゲームのことです。
FXは2国間の為替の値動きを予測して取引を行うため、市場全体で値上がりすることはあり得ません。仮に米ドル/円の通貨ペアで取引する場合、米ドルが上がれば日本円は下がります。
FXは誰かが勝てば誰かが負けるゼロサムゲームであるため、勝ち続けるのは簡単ではありません。FXで億り人になった(資産1億円を達成した)人もいるようですが、儲かっているのは一部の人に限られ、その他大勢の人は負けているのが現実です。
FXで大きな資産を築いた人は目立つため、「自分にもやれるのではないか」と思うかもしれませんが、実際は難しいでしょう。FXの失敗事例
ここでは、実際の失敗事例を紹介します。
為替差益狙いの取引は疲れると考え、スワップポイントを目的に南アフリカランド/円でFX取引を開始した。南アフリカと日本は金利差が大きく、高利回りのスワップポイントが毎日入ってくることに魅力を感じた。最初は少額かつ低レバレッジ(2倍程度)で取引し、順調にスワップポイントを積み上げていた。
取引に慣れるにつれて徐々に物足りなさを感じるようになり、資金を追加投入してレバレッジも3倍、4倍と上げていった。スワップポイントは増えていくものの、南アフリカランド/円は値下がりが続き、含み損がどんどん膨らんでいく。
取引開始当初は南アフリカランド/円=7円台後半だったが、6円台に下がった。「このままではロスカットになってしまう」と思い、口座に資金を追加するが、なかなか下げ止まらない。これ以上資金を追加できない状態になり、「明日には値上がりしてほしい」と思いながら眠りについた。
しかし、翌朝スマホを確認すると、短期の急激な値下がりでロスカットが発動されており、約100万円の損失が確定。高利回りのスワップポイント狙いで、安易に新興国通貨に投資し、高レバレッジ取引をしたことを後悔した。
FXは為替差益のほかに、「スワップポイント」による利益も期待できます。スワップポイントとは、2国間の金利差によって生じる利益のことです。南アフリカ(ランド)やトルコ(リラ)、メキシコ(ペソ)のように、政策金利が高い新興国の通貨を購入すると、ポジションを決済するまでスワップポイントを得られます。
たとえば、日本の政策金利は▲0.1%※1であるのに対し、南アフリカは8.25%で金利差は8.35%※2です(2023年11月末時点)。FX会社によって異なりますが、南アフリカランド/円で10万通貨の買いポジションを保有すると、1日あたり40~190円のスワップポイントがもらえます※3。
※1:MINKABU
※2:MINKABU
※3:MINKABU
レバレッジを上げると少ない資金でスワップポイントを得られるため、利回りはさらに向上します。
ただし、新興国通貨は政策金利が高い分、リスクも高く、上記の失敗事例のように短期間で値動きが大きくなることもあるため注意が必要です。レバレッジを高く設定しすぎると、急激な為替変動でロスカットが発動し、損失が確定してしまうケースが少なくありません。
FXをやめとくべき・向いていない人
FXが自分に向いているかを判断するために、やめとくべき・向いていない人の特徴を知っておきましょう。
損切りの基準を明確に設けられない人
FXにおける損切りとは、保有しているポジションを決済して損失を確定させることです。
FXで予想と反対の値動きをした場合は、含み損が膨らんで取り返しがつかなくなる前に損切りを行うのが基本です。通常は、ポジションを持つ前に損切りのルールを決めておき、そのルールに則って機械的に損切りを行います。
しかし、ルールを決めずに何となくトレードをしていると、損失を確定することを嫌い、「もしかすると近いうちにまた上昇するかも」と根拠のない判断をしてしまうかもしれません。その結果、さらに含み損が膨らんでしまうのがFXの典型的な失敗パターンです。
ギャンブルのスリルが好きな人
FXはゼロサムゲームですが、スリルを求めて行うギャンブルではありません。為替相場は2国間の金利差や経済指標などの影響を受けて動くため、必要な情報収集を行って分析すれば、予想の精度を高めることは可能です。
たとえば、日銀の動きなどから、今後は日本の政策金利の上昇が見込まれるとします。その場合は「米国との金利差が縮小し、米ドルを売って日本円を買う円高が進む可能性がある」との仮説をたて、「米ドル/円の売り取引をする」という判断ができるでしょう。
しかし、何の根拠もなく、ギャンブル感覚で高レバレッジ取引を行えば、想像以上の損失を被ることになります。ギャンブルのスリルが好きなのは問題ありませんが、FXで大きな損失を避けるには、損切り基準などのルールを決めておくことが重要です。
1回も負けずに利益を出し続けることにこだわる人
FXで利益を得ているプロのトレーダーのほとんどは、勝ち負けを繰り返して、最終的な収支がプラスになっています。為替相場を正確に予測するのは難しく、短時間で急激に値動きが大きくなることもあるからです。
具体例を1つ紹介します。2023年12月7日に日銀総裁が「年末から来年にかけて一段とチャレンジングになる」と発言しました。この発言をきっかけに「日銀が近くマイナス金利を解除するのではないか」との憶測が市場に広がったことで、1米ドル=147円台だった米ドル/円相場は、12月7日から8日にかけて一時141円台まで急激に円高が進みました※。
※引用:SBI証券|米ドル/円
※参考:MINKABU
このように、FXでは何かのきっかけで急激に値動きが大きくなることもあるため、プロでも全勝するのはほぼ不可能といえます。
常にポジションを保有しないと気が済まない人
FXは、たくさん取引すれば勝てるわけではありません。利益を得るには勝てるパターンを見つけて、そのタイミングで取引する必要があります。つまり、勝てる確率が高いタイミングに絞って取引をするのが安定的に利益を得るコツです。
しかし、FXで利益を得たい気持ちが強すぎると、常にポジションを保有しないと気が済まなくなることもあります。この状態を「ポジポジ病」と呼びます。損益の変動が気になって、何度も値動きのチェックをしてしまう人は、ポジポジ病に陥りやすいため注意しましょう。
仕事などが忙しくて値動きを確認する時間がない人
FXでは、常に値動きや損益を確認すると精神的疲労が蓄積されます。為替相場はいつ、どのように動くかわかりません。相場の状況に応じて柔軟に損切りや利益確定に対応するには、定期的に値動きを確認できる時間の余裕も必要です。
スワップポイント狙いなら、1日に何度も値動きを確認する必要はないかもしれません。しかし、失敗事例でも紹介したように、新興国通貨は値動きが不安定な傾向にあります。ポジションを持った状態で長期間放置すると、強制ロスカットのリスクが高まります。ポジションを持った状態は常にリスクを抱えている状態であり、知らぬ間に損失が拡大するかもしれないからです。
FXが本来向いている人
・外国為替に興味がある人
・平日の日中も外国為替の変動をじっくりチェックできる人
忙しくて投資に時間をかけられず、ある程度ほったらかしで運用したい人は、FX以外の投資方法(不動産クラウドファンディングやNISAなど)を探すのがおすすめです。
不動産クラウドファンディングの詳細は下記記事をご参照ください。
※関連記事:不動産クラウドファンディングとは?仕組み・他の不動産投資商品との比較表付き
東京証券取引所市場に上場している当社が提供する不動産クラウドファンディング「CREAL」では、1万円からほったらかしで投資でき、平均想定利回り4.3%の分配金を定期的に受け取れます※1。
多くのファンドに当社も5%ほどの劣後出資をしており、2018年のサービス開始から現時点まで元本割れもございません※2。気になる方は下記をクリックしてご覧ください。
<投資家登録完了までの流れはこちらをご覧ください>
※1:2024年2月末時点で運用中の当社組成ファンドの想定利回りの平均値
※2:2024年10月末時点
FXと株式投資の比較
資産形成のために投資を始める場合、株式投資がよくFXと比較されることが多いでしょう。
種類 |
メリット |
デメリット |
向いている人 |
FX |
レバレッジにより少額の資金で |
値動きの予想が難しく、 |
少ない資金で信用取引以上の |
株式投資 |
値上がり益に加えて、 ※信用取引では証拠金の最大約3.3倍の |
投資銘柄の選択肢が多く、 |
株式市場の動きや |
FXは米ドル/円などの通貨ペアに投資するのに対し、株式投資では上場企業の株式に投資します。上場株式は証券取引所で取引されており、証券会社で口座開設すると売買できます。
株式投資は、購入時より株価が上昇したタイミングで売却すれば値上がり益を得られます。銘柄によっては、保有中に配当金や株主優待を受け取れるのも魅力です。現物取引(レバレッジ1倍)が基本ですが、信用取引を活用すればレバレッジ最大約3.3倍で取引でき、売りから取引を始める「空売り」も可能です。
FXは各国の金融政策や経済指標の影響を受けやすいのに対し、株式投資は企業業績や株価指標の影響を受けやすいのも違いです。
株式投資のメリット
株式投資への理解を深めるために、どんなメリットがあるかを確認していきましょう。
株主優待で商品やサービスなど受け取れることもある
株主優待とは、株主に対して配当金以外のモノやサービスをプレゼントする制度のことです。
その企業のモノやサービスが好きな方のなかには、配当金ではなく優待を目当てに株式を保有している方も少なくありません。たとえば、航空会社のJALの株主優待では、国内線を50%割引で搭乗できます。優待はファーストクラス席にも適用されるため、高額なファーストクラスが50%引きで乗れるのです。
このように配当金以外の楽しみが欲しい方は、各社の優待サービスを調べてみましょう。株主優待の情報は証券会社のサイトや、企業のIR情報から検索できます。
議決権がある
株主は投資先企業への経営参加権が認められており、1単元株(通常は100株)を保有するごとに1票の議決権が付与されます。株主総会の決議などで議決権を行使することによって、自分の意見を企業経営に反映させることが可能です。
※参考:野村証券
まとまった資金が必要になりますが、より多くの株式を所有すれば、投資先企業への影響力を高められます。
銘柄が多いため投資の選択肢が多い
2023年12月28日時点で、東京証券取引所には3,934の会社が上場しています。FXに比べると投資対象となる銘柄が多く、選択肢が幅広いといえます。
※参考:JPX
多くの上場企業の中から「将来性が高い」「安定した配当が期待できる」など自分にあった銘柄を見つけられることもあるでしょう。投資先を分散させることによって、リスクの軽減が期待できるのも魅力です。
ただし、初心者にとっては選択肢が多すぎて、投資銘柄を選ぶのに苦労するかもしれません。
FXではなく株式投資がおすすめ・向いている人=企業の業績を分析できる人
株価は、売上や利益、資産・負債の状況などの企業業績に大きな影響を受けます。売上や利益が予想を上回ったときは上昇し、予想を下回った場合は下落する傾向にあるため、情報収集して分析する能力が重要です。
事業内容や財務諸表から企業の業績や将来性を分析できる人は、株式投資が向いているでしょう。
FXの主なメリット
FXには、他の投資方法にはないメリットもあります。うまく活用すれば、安定的に利益を得られる可能性もあるでしょう。FXへの適性があるかを判断するために、メリットについて説明します。
レバレッジが効く
FXはレバレッジを効かせることによって、自己資金よりも大きな金額の取引が可能です。投資に回せる資金が少額でも、限られた資金を効率よく運用することによって、大きな利益を得られるチャンスがあります。
ほぼ24時間取引できる
多くの会社員は、証券取引所が空いている平日の日中に株価をチェックするのは難しいでしょう。ほぼ24時間取引できるFXであれば、出勤前や仕事が終わった後の夜間などの時間を使って取引できます。
FXの主な始め方
- 1.利用するFX会社を選ぶ
- 2.FX口座を開設する
- 3.FX口座に保証金を入金する
- 4.売買する通貨ペアを決める
- 5.売買注文を行う
- 6.保有ポジションを決済する
まずは複数のFX会社を比較検討し、口座開設する会社を決めましょう。会社によってスプレッド(買値と売値の差)や通貨ペアの数、ロスカットのルール、スワップポイントなどが異なります。スプレッドは手数料に相当するため、取引コストを抑えるためにもしっかりと比較することが大切です。
米ドル(USD)やユーロ(EUR)、豪ドル(AUD)などの主要通貨はほとんどのFX会社で扱っています。新興国通貨を取引したい場合は、取り扱いがあるかを確認しておくといいでしょう。
どのFX会社でも、口座開設から入金、注文、決済までの流れに大きな差はありません。
値動きを心配することなく、ほぼほったらかしで安定した収入を得たい場合は「不動産クラウドファンディング」が選択肢になるでしょう。
FXと不動産クラウドファンディングの比較
不動産クラウドファンディングとは、インターネットを通じて不特定多数の投資家から資金を集め、その資金をもとに不動産投資を行うサービスです。
まず、特定の物件に対して投資を行うファンドが企画され、募集期間中に一定以上の投資資金が集まるとファンドが成立、運用が開始されます。運用で得られた家賃収入や不動産の売却による利益は投資金額に応じて投資家に分配され、運用が終了すると投資元本が返還される仕組みです。
1万円程度の少額から不動産へ投資ができ、投資金額に応じて定期的に分配金を受け取れます。
不動産クラウドファンディングでは元本割れへの対策が講じられているファンドが多く存在します。FXに同様の仕組みはありません。不動産クラウドファンディングは優先劣後構造が採用されている案件が多いため、万が一損失が発生した際の被害を軽減することができます。
優先劣後構造の詳細は下記ページをご参照ください。
※関連記事:用語集 優先出資
※関連記事:用語集 劣後出資
※関連記事:よくある質問 「優先劣後出資方式」とはどんな仕組みですか?
損失額が不動産クラウドファンディング運営会社の出資額に収まる場合、投資家が損失を被ることはありません。ただし、不動産クラウドファンディングサービスのなかには優先劣後出資を採用していないものもあるため、投資する際は必ず商品の概要をチェックしましょう。
不動産クラウドファンディングとFXを比較した内容を下記表にまとめました。
※下記表の「〇」「△」「×」は、不動産クラウドファンディングとFXを比較した際の優劣を端的に表しています
比較項目 |
不動産クラウドファンディング |
FX |
特徴 |
インターネットで資金調達を行い、不動産を購入し、 |
日本円と米ドルなど 通貨同士を交換した差額で利益を得る取引 |
メリット |
日々の価格変動がなく安定的 |
レバレッジが効く |
デメリット |
流動性が低い |
値動きの予想が難しく、 ロスカットのリスクがある |
換金性 |
△ |
〇 |
元本割れへの対策 |
〇 |
× |
最低投資金額 |
1万円~ |
1,000円~※ |
価格の安定性 |
〇 |
× |
向いている人 |
値動きに一喜一憂せず |
少ない資金で信用取引以上の |
※参考:松井証券
上記より、特に下記に該当する方は不動産クラウドファンディングでの投資をおすすめします。
- ・損失リスクを下げたい人
- ・少額からほったらかしで投資をしたい人
上記に当てはまる場合は、不動産クラウドファンディングの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ:FXはやめとけといわれる理由
FXはレバレッジを効かせることで、少ない資金でも効率的に増やせる一方で、以下のような理由から「やめとけ」といわれることがあります。
- ・為替の値動きを予想するのは難しい
- ・レバレッジで損失リスクが高くなる
- ・高額で詐欺の自動売買ツールを買ってしまう詐欺が発生している
- ・ロスカットの発動で想定外の損失が生じる
- ・常に値動きを見張ってしまい精神的疲労が蓄積される
- ・取引をやめてしまう人が多い
FXで安定的に利益を得るには、為替・経済の知識や取引方法の勉強が欠かせず、ある程度の経験も必要です。投資に時間をかけられない場合、成功するのは難しいでしょう。
日々の値動きを気にすることなく、時間や手間をかけずに安定した分配金収入を得たい場合は、不動産クラウドファンディングを検討してみてはいかがでしょうか。
CREALなら1万円からリスクを抑えて不動産投資を始められる
★CREALは経済アナリストの馬渕 磨理子さんにもご紹介いただいております★
馬渕磨理子さんの他の動画を見たい方は、下記記事をご参照ください。
※【少額でできる】つみたてNISA に投資するならここもおすすめです!【クリアル】
CREALは、1万円から投資できる不動産投資型クラウドファンディングサービスです。
プロが厳選した不動産へ投資ができ、平均想定利回り4.3%※1の分配金を定期的に受け取れます。東京証券取引所市場に上場している不動産アセットマネジメント会社が運営しており、運用の手間なく、ほったらかしで投資できる点も特徴です。
CREALは商品ラインナップが豊富で大型案件を多数取り揃えており、マンションだけでなくホテルや保育園、学校など、個人では難しい不動産にも投資できます。
また、多くのファンドに当社も5%程度の劣後出資をしています。不動産価値の下落が起きた場合は、まず当社の出資分から損失の負担が生じる仕組みになっているため、リスクを抑えながら不動産への投資が可能です。
2018年11月のサービス開始から現時点まで、元本割れもございません※2。
ファンド公開も月に1~3案件のため、ファンド募集開始直後に投資申し込みができるよう、今のうちに投資家登録(無料)されておくことをおすすめします!
【最短1日で投資家登録完了】
<投資家登録完了までの流れはこちらをご覧ください>
※1:2024年2月末時点で運用中の当社組成ファンドの想定利回りの平均値
※2:2024年10月末時点