投資家インタビュー(田端信太郎様)|インデックスだけではつまらない
※ファンドへの投資申込を行う際は、事前に詳細を十分に確認し、リスクを理解した上でのご決定をお願いいたします。投資後は"ほったらかし"で運用することが可能ですが、運用状況の確認のため、定期的にログインしていただくことをお勧めいたします。
※本記事に記載されている内容のうち、当社サービス以外の個別の商品・銘柄・企業名については、あくまでも参考として掲載しているものであり、当社はその商品、銘柄又は企業の株式等の売買を推奨するものではありません。 最終的な投資の実行は、ご自身の判断と責任の下で行っていただくようにお願いいたします。
目次
プロフィール
お名前:田端信太郎様(YouTuber、アクティビスト個人投資家)
主な投資歴経験:株式投資、iDeCo、不動産投資、仮想通貨
自己紹介
僕はネット業界に約20年ほど関わっています。ライブドアとかLINE、ZOZOなどで役員をやらせてもらい、オーナー社長の堀江貴文さん(ライブドア創業者)とか、前澤友作さん(ZOZO創業者)とも一緒に仕事をさせていただきました。
2019年の年末にZOZOを辞めてからは、オンラインサロンをやったり、本を出したりしていました。IT系企業数社で顧問やマーケティング、PRなども担当していました。
また、2019年から始めたYouTubeでは、6回ほど転職を繰り返した経験から、仕事論とかキャリア論も発信しています。ただ、僕自身はYouTube発信をする中でもともと好きな株の話に一番興味を持っていますね。
以前たまに株のことを話すと結構反響があって、株に寄せてやってみようと考えたら、思いのほかうまくいきました。株(株価)って日々事件が起きたり、ニュースが入ったりして動くじゃないですか。
正直キャリアの話は普遍的で、どのようなキャリアがいいかはさほど変わらないし、ある人にとってはいい会社が、別の人には合わないこともあります。一方で、株の場合は色々な人が「上がるかどうか教えてくれ」といった話になるので、コンテンツとしての価値が高いのかなと思うんですよね。
投資を始めたきっかけは「日経新聞」
小学校5年生から日経新聞を読んでいましたので、ちょっと変わっている小学生ではあったと思います。中学生の頃から、投資信託を買っていました。
実家では毎日新聞を取っていて、次第に「世の中には日経新聞という、会社やビジネス、株のことが書かれた新聞がある」ことを知りました。サッカー少年がスポーツ新聞を欲しがるような感覚と同じですね。
それで「日経新聞を読みたい」と親に言ったら「いいよ」とあっさりと言ってくれました。今となっては親から「日経新聞は必要ないだろう」と言われなかったことに感謝しています。
日経新聞を読み始めて、「これは面白い!」と思いました。
僕は1975年生まれですが、1989~1991年頃にバブル崩壊が起きたときは中学生でした。その頃、たしか日経平均が3万8000円から3万円くらいまで下がった状況です。当時のムードは、「半年で2割くらい下がったから、また4万、5万、10万円まで上がるだろう」という感じで、僕もお年玉を増やせるのではないかと考えていました。
そんなときに日経新聞を読んでいたら、2~3割暴落した後に設定されている投資信託はパフォーマンスがいいと書いてありました。それで「おっ、これだ!」とお年玉を握りしめて投資信託を買いに行ったことを今でもよく覚えています。
当時はネット証券とかもなかったので、電車に30分も乗って証券会社の店頭まで買いに行きました。今考えたら頭おかしいですよね(笑)
あと、当時の投資信託にはクローズド期間があって、すぐには売れないのですよ。最初は日経新聞の(投資信託の)基準価格が出ている箇所をちゃんと読んでいたのですけども、途中から「どうせ売れねえし…」と腹が立ってきて見なくなりました(笑)
それで、しばらく投資とは距離を置きました。
本格的に投資を再開したのは20代後半
中学生の頃の経験から「やはり投資で、お金が増えることもあるのだなあ」という感覚があって、本格的に再開したのは27~28歳くらいの時です。たしかライブドアに入社した頃ですね。
最初に口座を作ったのはマネックスで、その後に楽天証券でも口座を作り、20年弱利用し続けています。
当時BRICS(ブラジル・ロシア・インド・中国・南アフリカ)ブームがあって、僕はライブドアニュースの責任者でした。ライブドアの利用者には投資に興味がある人が多かったので、投資系のニュースとかコミュニティ、ブログを増やすことになったのです。それで自分でも投資をしながら、投資系のニュースを追いかけていました。この頃から、投資はずっと続けています。
ただ、2005~2006年頃は仕事が忙しすぎて投資に時間を割けずにいました。2006年の正月にライブドア事件が起きて、堀江さんから詰められるサラリーマン生活が終わり…(笑)
普通の労働環境になり、リーマンショック前の2007~08年頃から、投資にまた力を入れるようになりました。たしか最初はBRICSブームもあって調子が良かったのです。
でも、リーマンショックが来て大損はしなかったのですが、周りは「この世の終わりだ…」みたいなムードでした。投資家コミュニティも「これ、どうなるんだ…」みたいな雰囲気で、あの暗いムードは今でもすごく覚えていますね。
アクティビスト活動を始めたきっかけは「投資ファンド・オアシス」
直接的なきっかけは、投資ファンド・オアシス※がプレゼン資料を作って、ビオレとかで有名な花王に対して、もっとこうしようと提案していたことです。オアシスはたしか記者会見までやっていたのですよ。
※アクティビスト(物言う株主)として知られる香港投資ファンド
それを見て面白いなあと思いつつも、正直これくらいなら自分でもできるような気がしました(笑)普通の投資ファンドよりはプレゼンがうまいと思うのですが、個人的にはとんでもなくレベルが高いわけでもないなと感じました。
これなら自分でもできるかもと思い、自分がアクティビストとしてどこをターゲットにするかと考えている中で、メルカリが面白そうだと思いました。単純に「アメリカ事業をやめたらいいじゃん」と思いましたね。しかも、メルカリの社員やOBたちに友人がいたことがあって、社内の空気とか雰囲気も何となく分かっていました。
社内の人は役員たちに言いたくても言えないところがあると思ったので、僕から仕掛けてみるかと考えました(笑)当時、いろいろと調べたらメルカリに対するツッコミどころが出てきたのです。それで2~3週間で60ページ程の資料を作って動画に上げました。僕の影響があったかは分かりませんが、その後メルカリの株価が上がっています。
アクティビスト活動を始めてから、自分で言うのもおこがましいですが、いろいろな人から「そのような発想はなかった」と仰っていただきました。また、SBIホールディングスの北尾吉孝さんからも少し褒めていただきました(笑)
住宅ローンを借りてマンションを買ったきっかけは「広瀬隆雄さん」
もともと僕は住宅ローンを背負うのが嫌だったんです。もっと正確にいうと、住宅ローンで身動きが取れなくなって、転職とか起業ができなくなるのがすごく嫌でした。
バブルの頃に、そういう話をたくさん聞いたのですよ。大人が住宅ローンのせいで動けなくなり、子どもの教育費とかのために嫌な上司のもとでも辞められないという話が、正直情けないと思っていました。僕は絶対にそうなりたくないと感じていたので、できるだけ住宅ローンを避けていたんです。
でも、アベノミクスと黒田バズーカが始まった2012年頃の時期に、広瀬隆雄さん(投資家/米国株のテーマ・銘柄分析の第一人者)が「これは借金してリスクを取る人間を応援する施策だ」と力説していました。それで株式投資だけではなく、一般のサラリーマンが大きな借金をするためにどうすればいいのだろうと考えて、住宅ローンを借りることにしました。
当時子どもがちょうど2人になって、さすがに賃貸だけでなく、分譲住宅も選択肢に入れるべきかなと考え始めた時期でした。よくよく考えてみると、リセールバリューのある物件であれば、いざというときには売ればいいし、流動性のある物件なら1ヶ月以内にキャッシュに変えられる可能性も高いので、別に問題ないかと思うようになりました。
不動産投資のいいところは「インサイダー取引がないこと」
当時僕はLINEの広告事業の責任者で、とある取引先と飲み会をしていました。その頃、東京とイスタンブールが2020年のオリンピック招致で競っていて、当時の東京都知事の猪瀬直樹さんがイスタンブールに対して問題発言をしてしまったのですよね。それで、オリンピックは東京ではないという空気が少し広がりました。
ただ、ある飲み会で、取引先の人がオリンピックの事情に詳しくて、僕が世間話のように話を振ったら、その方が「2020年のオリンピックは東京で決まりです」と断定口調で言うのです。僕も自信満々に言われたから、その飲み会の翌日にたまたま物件の内覧の予定があったのですが、東京オリンピックが決まったときのことを考えると悪くないなと思いました。
オリンピック開催地が最終的に決まるとき、僕は朝4時か5時くらいにリアルタイムでテレビを見ていました。生臭い話ですけど、結果的に7,000万円ちょっとで買った物件が1億2,000万円くらいになりましたね。
現物不動産投資とリートに対する見解
僕はREIT(リート)も大好きなのですが、リートはどれだけやっても投資信託なので、運用会社の社長をクビにはできないです。株は100%買い占めていたら、社長をクビにできますが、リートはあくまで信託受益権※なので、経済的な権利を買っているのですよね。
※誰かに預けたお金や財産などから生まれる利益を受け取る権利
投資信託では、物件でいうと「あの壁を塗り直してくれ」「あそこをリノベーションしてくれ」とか言えないじゃないですか。そこは投資信託の購入者の権利に含まれていないからで、現物不動産だと自由に手を突っ込めるからいいですよね。
あと、僕は散々株をやってきましたけれども、僕はせっかちなので株価が少し上がったらすぐに売りたくて我慢できないのですよ。でも、不動産は良くも悪くも自分が住んでいると簡単には売れないじゃないですか。
しかも、住宅ローン控除とか、3,000万円控除も考えたら、居住用の不動産購入は有利すぎると思います。レバレッジがかけられるから、上手くいけば、元手から考えたら、資産がすごい増えるのですよね。もちろん株とかリートは好きなのでやめる気はないですが、不動産も持っておいたほうがいいなと思いました。
最近購入した物件に関するエピソード
東京オリンピック招致のときに購入した先述の不動産はもう売却してしまったので、不動産のポジションがなくなっていることに、腰が落ち着かなくなっているところがありました。その頃、知り合いから中野の再開発エリアの物件を少し紹介されたのですが、中野は行ったことはあるけど土地勘があまりありませんでした。
再開発エリアでいうと、当時の僕は築地に注目していました。築地周辺の再開発が進んでいるとか、三井不動産が絡んでいるのではないかなど、色々な話を耳にしていたため気になっていました。
ちょうどタイミング良く知り合いから、僕が不動産投資に求める条件にマッチしている物件が送られてきたので、その築地の物件を2,000万円ほどでキャッシュで購入しました。今のところ順調に家賃が入ってきています。ですが、絶対にどこかにリスクがあると考えていたら、お年寄りの孤独死リスクに関する話を聞いたのです。それで、その物件に住んでいる人がどのような人かをいろいろと調べてみました。
住人は80代後半のおばあちゃんで、とても付き合いの広そうな人でした。過去に銀座で30年くらいも小料理屋をやっていたらしく、実は自費出版で本も書いていたことがある有名な方だったのです。これはすごく好印象でした。だって、そういう人は付き合いが広そうだと思ったからです。本当に寂しくて身寄りのない人は、正直お店をやるような人ではないでしょう。それで、この人は孤独死のリスクは低いだろうと判断しました。ちなみに、彼女はもともと物件の所有者でもあり、いわゆるリースバック案件でした。
リートには、築地の再開発エリア周辺の物件だけを集めた銘柄なんてないじゃないですか。しかし、購入した築地の物件の利回りは表面6%弱、実質5%強くらいですが、十分に満足していますね。
金を買うか?関連株を買うか?
金を実物で買うことと、金鉱山会社の株を買うことは何が違うのかというファイナンスで時々ある問題を聞いたことがあります。ちなみに、金鉱山会社には住友金属鉱山という会社が今でもあり、鹿児島には菱刈鉱山(ひしかりこうざん)という世界最大級の金山があるのですよ
話を戻すと、ある人がゴールド・フィールズ(ゴールド・フィールド)という南アフリカの金鉱採掘会社の株を買いました。ゴールド・フィールズは老舗の会社なのですが、老舗な分採掘コストが高いのです。地底の奥深くで採掘しているので、コストが合わないのです。
それで、落盤事故が発生して、中にいたスタッフたちが生き埋めになってしまいました。しかも、彼らは亡くなったわけではなく、トンネルが崩れて通信はできるけど出られなくなった状態です。
当たり前ですが、操業はすぐに停止して、救出が最優先されました。副社長は現地に飛んでいったそうです。もちろん株価は暴落し、採掘ができないうえに、再操業の見通しも立たない状況でした。
ただ、金の価格自体は下がっていません。むしろ予想通り上がっていたのです。しかし、ここで問題になるのは、金そのものを買うリスクと、個別の会社の株を買うリスクの違いです。
要は金の価格が上がるというマクロ的な見方は正しくても、個別の会社にフォーカスした瞬間に、色々なリスクが見えてくるのです。極端な話をすると、隕石が落ちてくる可能性も考えられます。
当たり前の話ですが、個別企業にまつわる個別銘柄のリスクもあると理解したうえで、投資を行うことが大事だなと思います。ただ、実物の金には配当がないですが、金鉱山会社の株を買ったら配当があるので、メリット・デメリットはそれぞれありますけどね。
投資関連で影響を受けた人
投資関連(株寄り)で影響を受けた人は春山昇華さん(金融アナリスト)、広瀬隆雄さん。不動産投資でいうと、ロバート・キヨサキ(ロバキヨ)さん。特に春山さんと広瀬さんは40代頃の僕にとって師匠です。
春山さんは二、三回お会いしたこともありますが、少しオタクっぽいのですよね。ブログや本などに書かれた内容を読んでいましたが、話は金融風にいうとバイサイドって感じです。
広瀬さんは逆にセルサイドで、日本人で帰国子女でもないのに、ニューヨークの金融業界で飛び込みの電話営業をしていた経験があるのですよね。とにかく事実をもとに面白いエピソードを語る能力がすごいのです。お二人の話を聴いていると、運用しているのがバックかフロントかで違くて面白いですね。
不動産でいうと、糧山金之助(カテキン)さん(株式・不動産投資家/経営者)も面白いですね。たしか彼が地方のボロいマンションを買っていたので、「何かいいことあるのですか?」と聴いたら、「湾岸のタワマンとかに住んでるIT業界のピカピカなエリートは分かってねえな」とか言うのですよ(笑)
「まず自分が住むわけでもないし、家賃が3万円くらいのところは生活保護を受けている人が住むケースも多い。生活保護を受けているお年寄りは長く住むことが多いし、学生とかだと回転率が高くなってしまう」という話を聞きました。
その瞬間、「なるほど…」と思いました。僕とは違う視点で物事を見ているのだと感じました。
しかも、カテキンさんは不動産会社の担当営業者を、京都の祇園とか新地で接待して良い物件を買えるようにしていると聞いて、「この人すごい」と思いましたね(笑)
資産運用での印象的なエピソード
成功例
一撃で儲かったのは豊洲のタワマンです。不動産は流動性がないというのが僕のこれまでの発想でしたし、実際に流動性はまだまだ低いと感じています。でも、流動性がないことにも良さがあるんだなと初めて痛感しました。
もし簡単にネットで売り買いができて、すぐに売れてしまうものなら、たとえば7,000万円で買った物件を、1億2,000万円までは待てずに8,500万円で売ってしまっていたかもしれません。不動産は手軽に売れないからこそ、そういう特性があるんだなと感じましたね。いい意味で流動性のない投資対象は何かを考えると、結果的に不動産になってくるのですよ。
あと、スタートアップへの投資、いわゆるエンジェル投資も少しやってみました。でも、正直許せないレベルです(笑)流動性がないうえに、不動産よりもハイリスクです。
でも、資産全体の中で、すべてを流動性の高いものだけで固める必要はないのではとも思います。常に流動性のあるものだけにこだわるのは、むしろ視野の狭い話だなと感じます。
失敗例
いっぱいありますよ。株だって件数でいうと、40%くらいは損しているのではないですかね。逆に50〜60%勝てれば十分だと思います。
特に覚えている失敗はジャパン・ホテル・リートです。リートは基本的に分配金の支払いが年に1回ですが、ジャパン・ホテル・リートは少し珍しく年末なのです。極端な言い方をすれば、その年末の一日だけ持っていれば、1年分の分配金がもらえるんですよ。
しかも、レバレッジをかけて買うと、その分配金も受け取れるのです。分配金の権利落ち後に株価が下がっても、すぐに回復していきます。だから、時間当たりの利回りは非常に良いのです。その仕組みに気づいてレバレッジをどんどんと上げていきました。
2020年頃まではインバウンド需要でホテルの価格が上がり続けていて、僕は分配金が出たところで、株を売却して利益を確定させるという流れを3~4年間繰り返していました。12月の頭くらいから株価が下がったタイミングで買い、分配金を得た後に株価が上がったところで売却していました。
そこでやめておけばよかったのに、助平根性が出てまだ上がるだろうと思い、売らずに保有し続けました。そしたら、たしか2020年3月半ば頃に中国の武漢で変な熱が流行しているというニュースを知ってはいたのですが、相場をあまり見ておらず、ふと見たらジャパン・ホテル・リートがすごい勢いで下がっていました。中国関連やインバウンド銘柄も1日で20%以上下がっていました。何が起きたのかを調べてみると、中国政府が武漢のウイルス拡散を防ぐために、中国人の出国を全面禁止にしたと。
そのとき、「ああ、そういうことか」と合点がいきましたね。インバウンド銘柄が一気に下がったのはそれが原因だったのです。僕も武漢のウイルスの話は知っていたのに、なぜインバウンド銘柄に影響を与えると思わなかったのか…。
さらに、もともと年に1回の分配金を短期間で取るという戦略だったのに、その後もだらだらと粘って「まだ上がるかも」と助平根性を出した結果、油断と傲慢さが重なって結構な損失を出してしまったのです。結局儲けた分を全部吐き出すくらいになりました。
それ以降はもう欲張らないと決めました。特に間違えたときに優位に処分しようとか、少し戻ったところで処分できないかと考えることはやめました。塩漬けもナンピン買いも基本的にしません。
といっても、最初はみんなやりがちですし、僕もちゃんとできるようになったのは、ここ数年のことだと思いますね。
実際の投資先と運用実績|ポートフォリオ紹介
YouTubeとかでも言っているのは、メルカリとかINFORICH(インフォリッチ)※です。あとは築地の物件です。割合でいうと、株が8~9割くらいですね。
※2024年9月27日時点
個別銘柄の買う判断ポイントはいろいろですが、PBR(株価純資産倍率)が0.5倍くらいで、アクティビストが狙いそうな銘柄も面白いです。
資産運用に関する学習方法や情報収集のやり方
僕はネットでも、街を歩いていても、どこからでも収集します。
もちろんお金が儲かるということもありますが、投資視点で物事を見ていると、自分がよりアクティブになる気がします。一日一日が濃くなって、同じ限られた人生の中でも、持っている銘柄に対する関心が深まるような気がします。築地の発展とか、地下鉄が開通する様子を見ているのが楽しいのです。
大株主とかではない一般人からすると、株とかよりも不動産のほうが肌で感じやすいと思いますね。
CREALのサービスの印象
特定の物件に紐づいた投資で、流動性が高くないことは、悪い面ばかりではないと思います。値動きを見たくない人が変に相場を見ると、暴落とかでびびって売ってしまうのですよね。というか、売れちゃうから売ってしまい結果的に損をしてしまうこともありますからね。
今後の投資活動のご予定
日本の個人投資家全体のレベルアップで、株を中心にリテラシー向上に努めていくことが重要だと感じています。リテラシー向上という点で、個人投資家サイドに積極的に取り組むことは、昔はあまりなかったように思います。
投資家・山崎元さんのことはご存じかもしれませんが、僕は彼の影響を多大に受けました。彼の言うことは楽しい部分もありますが、つまらないと感じる人もいるかもしれません。というのも、彼の投資スタイルは正しいのだけども、投資に関してはほったらかしのインデックス投資が中心だからです。
万人向けのメディアで言うこととしては、彼の考えはほぼ100点だと思います。しかし、それだけではつまらないと感じることもあります。ただ、全員がインデックス以外に個別投資をできるわけではないので、難しいと感じる人はインデックス投資だけでもいいと思います。
あと、今後のアクティビスト活動は色々な人に聞かれるのですけども、今後はまだ分かりません。色々な銘柄を見ていますが、最終的には面倒くさくなって都心のいいタワマンに全財産を突っ込むかもしれないです(笑)
これから投資を検討している方へのメッセージ
投資はとにかく楽しいということですよね。やらない人生よりもやる人生のほうが楽しいと思うし、今日ですべてが終わりだと思っている人は、絶対に投資をしないと思います。投資をしている人は、明るい未来を見据えているからこそ投資するわけです。
不動産投資も、自分が資金を投じた結果として街ができて、建物が建ち、人々が家を持ち、お店やレストランができて、楽しそうに過ごしている光景ができるって、こんなにいいことないと思います。お金自体はただの手段でしかなくシグナルに過ぎません。だからこそ、投資という行為は、自分にとっても社会にとってもポジティブで楽観的な意味を持つのではないかと思います。
もちろん戦争が起きるかもしれないし、地震や台風などの災害もあるかもしれません。しかし、過去何百年、何千年もの歴史を振り返っても、人類はこうした困難を乗り越えてきました。新型コロナウイルス感染症拡大やリーマン・ショックのような危機があっても、「この世の終わりだ」と思えるような時期でも、結局は乗り越えてきたわけです。
投資をしていると、色々なことが起きても、世の中は基本的に前向きに進んでいくものだと感じられます。ちょっと不景気や暴落、戦争が起こったくらいで「この世の終わりかも?」と不安になるのであれば、投資はやめたほうがいいと思いますが、そうでないならやるべきです。
あと、自分ももう50歳近くになりましたが、早めに投資を始めてよかったなと思っています。投資はビジネスの世界では数少ない、中高年になっても、自分の成長を感じられるものです。たとえば、若い人と比べたとき、飛び込み営業とかで競争しても勝てる気はしません。しかし、投資家としての自分は、30歳の頃よりも明らかに成長していると感じます。
田端信太郎様のインタビューは以上です。
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馬渕磨理子さんの他の動画を見たい方は、下記記事をご参照ください。
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※1:2024年2月末時点で運用中の当社組成ファンドの想定利回りの平均値
※2:2024年10月末時点