※ファンドへの投資申込を行う際は、事前に詳細を十分に確認し、リスクを理解した上でのご決定をお願いいたします。投資後は"ほったらかし"で運用することが可能ですが、運用状況の確認のため、定期的にログインしていただくことをお勧めいたします。
※本記事に記載されている内容のうち、当社サービス以外の個別の商品・銘柄・企業名については、あくまでも参考として掲載しているものであり、当社はその商品、銘柄又は企業の株式等の売買を推奨するものではありません。 最終的な投資の実行は、ご自身の判断と責任の下で行っていただくようにお願いいたします。
目次
プロフィール
・お名前:倹者の流儀 くらま様
・主な投資歴経験:株式投資、iDeCo、仮想通貨、債券
自己紹介
現在YouTubeの登録者数は33万人程度※で、節約・貯蓄系YouTuberとして約7年活動しています。YouTubeを始めたのと同時に節約をスタートし、7年以上が経ちました。現在の資産は5,000万円以上あります。今は東京に住んでいますが、生活費は月7万円ぐらいで生活しています。
※2025年2月7日時点
以前は自分は生活費を抑えて貯金するスタンスでしたが、世の中のインフレが進み、節約分が相殺されてしまう状況になってきました。そのため、節約だけでなく資産運用などを取り入れ、複合的に収入を増やす必要があると考えるようになりました。ただ節約するだけでなく、投資家にもならないといけないと感じたのです。
投資を始めたのは2020年1月からです。最初は何を買ったらいいのか分からなかったので、全世界株やS&P500に月5〜10万円ずつコツコツ投資していました。
当初は「資本主義の成長する果実を少し得られればいいな」くらいのスタンスでしたが、自分の知見が増えるにつれ、株式への集中投資はリスクが高いと思うようになりました。 なので、現在は暗号資産や債券、ゴールドなど、株式以外の資産も組み合わせて分散投資をしています。
YouTubeを始めたきっかけや伸びた要因
始めたきっかけは「社会人1年目で250万円以上の貯金ができたこと」
大学生のときに多額の奨学金を借り、就職して1年で250万円以上貯金できたことで、節約に目覚めたのがきっかけです。
僕は大学4年間で384万円の奨学金を借り、生活費を親に出してもらいながら、典型的な貧困大学生として過ごしました。奨学金の仕組みはよく理解していませんでしたが、大きなお金を借りているという実感はあり、ずっとモヤモヤしていました。
大学卒業後は目指していた公務員になれず、23歳で民間企業に就職しました。「ここで人生の軌道修正をしたい」と思い、就職したその日から節約を始めました。会社の福利厚生を活用して家賃を月5,000円に抑え、1ヶ月の生活費は2〜3万円でしたね。家具もない布団だけの部屋で、ダンボールを机代わりにしていました。
食事は毎日1食だけで、朝に食パンにジャムを塗って食べるだけ。現在に至るまで約7年半、1日1食の生活を続けています。
それまでの僕は特に得意なことがなく、大学もいいところではないし、高校もヤンキー校。人より秀でている部分といえば、ちょっと人より身長が高いことくらいでした。しかし、就職して1年で250万円以上貯金できたことで、「貯金なら上位を目指せるのではないか」と思い、YouTubeで発信しようと考えるようになりました。
伸びた要因は「顔出しをして貯金に特化したこと」
強いていえば、お金を貯めることだけに一点集中し、継続したことが大きかったと思います。
最初の1年は別のジャンルで発信していましたが、鳴かず飛ばずの状態でした。そんななかで「僕には貯金する能力がある」ことに気付き、発信内容を切り替えました。それからは、YouTubeのコンテンツも日々の生活も、すべてお金を貯めることに集中しました。
一般的にYouTubeの発信は、他のSNSと組み合わせる手法が王道です。しかし、僕はサラリーマンとして時間に限りがあるため、YouTubeに特化しました。当時、節約や貯金に関する動画を発信するYouTuberは他にもいましたが、僕は顔出しをし、貯金に特化することで差別化を図りました。
ちなみに、YouTubeで一番苦労したタイミングは「登録者数0人から1,000人まで増やした時期」です。
YouTubeの仕組み上、登録者数1,000人を超えると、より多くの人に認知されやすくなります。まずはこの壁を超えるために、貯金というジャンルに一点集中し、週2〜3回のペースで動画を発信していました。
動画を作る際は、お金を貯められない人が見たときに、1人でも「貯めたい」と思うようになるかを意識しています。「過去の自分に届けたい」という想いで作成しています。
継続的に貯蓄を続けるためのコツは3つ
1つ目は、自分のためにやることです。節約とか貯蓄は誰かのためでなく、自分自身のためにするものだと思います。みんな他人を優先しがちですが、僕は自分を一番大切にしています。自分のために、まず奨学金を返済したかった。これが貯蓄を続けるモチベーションになりました。
2つ目は、目標を立てることです。最初の目標は380万円の借金を返し、100万円を貯めることでした。その後、500万円、1,000万円、2,000万円、3,0000万円、5,000万円、1億円と、目指す金額が貯まるごとに目標を更新しています。
3つ目は、細く長く続けることです。多くの人は短距離走のように一気にやろうとしますが、僕はゆるいスピードで他人よりも長い距離を走ることを意識しています。他の人からしたら全力に見えるかもしれないですが、自分では6割くらいの力で貯蓄しているつもりです。
最速で1,000万円貯めるためにしたことは「3年間はお金を使わずに貯金に集中する」
人生は3年あれば結構変わるもので、本気で何かに集中していると、爆発的な何かが降ってくるんです。3年間お金を貯めることに集中すれば、1,000万円ぐらいは貯まります。1,000万円が貯まると、あとは雪だるま方式でお金が増えていきます。
ゼロから1,000万円を貯めるまでが一番大変でした。でも、そこから5,000万円貯めるまでは一瞬でした。3年続けていると、ある時点で成長曲線的にお金が増えていくことを実感しました。
なお、こちらの内容はくらま様の書籍『すごい貯蓄 最速で1000万円貯めてFIREも目指せる!』で詳しく紹介されています。
引用:Amazon
投資を始めたきっかけは「お金をより増やしたい+資産を防衛したい気持ち」
もちろん投資にはリスクが伴いますが、円の価値が落ちるリスクに比べたら、投資のほうがより良い選択だと思います。
実際の投資先と運用実績
・株式:30%
・暗号資産:40%
・現金:20%
・債券:5%
・金:5%
暗号資産が値上がりした影響により、含み益ベースで、ポートフォリオ全体が投資した金額の100%以上に増えています。
当初、暗号資産の割合は10%と決めていましたが、現在は40%に増えています。自分の理解が深まるにつれ、もっと資産として保有しておいたほうがいいと思うようになったからです。あらかじめ決めた資産割合を維持するのが王道ですが、実際には教科書通りにはいかないと感じています。
資産運用での印象的なエピソード
成功例
資産運用を始めて、本来疑問を持たなかったことに疑問を持つようになったことです。昔は通貨の価値が落ちるといわれても、実感が持てませんでした。しかし、資産運用を通じて、通貨の価値は人々の信用という共同幻想によって成り立っていると気づき、怖さを感じるようになりました。
また、世の中の仕組みも意識するようになり、常に自分の立ち位置がどこかを考えるようになりました。会社員として働くだけでなく、個人でも収入源を持つなど、柔軟にキャリアを築いたほうが、リスク分散につながると考えられるようになりました。
失敗例
価値のない暗号資産に15〜20万円を投資してしまったことです。チャートはまったく上下せず、価値は減りもしなければ増えもしません。お金持ちの有名人が儲かると言っていたので、最先端のプロジェクトだと思い、思考停止の状態のまま購入してしまったのです。
「少しだけ入れてみて、これが1,000倍になったらいいな」ぐらいの気持ちで投資しましたが、結果はダメでしたね。
投資関連で影響を受けた人は「レイ・ダリオさん」
引用:Bloomberg
アメリカの投資家・ヘッジファンドマネージャーのレイ・ダリオさんが提唱する「オール・シーズンズ戦略※」は、どんな景気状態でも一定のパフォーマンスが見込めることで有名なポートフォリオです。30年の平均利回りは約10%あり、リーマン・ショック時も3%程度しか下がりませんでした。
※どんな市場環境(景気後退やインフレなど)でも安定したリターンを得ることを目的とした資産運用戦略
僕は元々「怖い」「資産を失いたくない」といった消極的な理由で投資を始めたので、ダリオさんのオール・シーズンズ戦略を知って、こんな運用方法があるんだと驚きました。
また、同じく分散投資の観点からウェルスナビ※1での運用も始めました。ウェルスナビは現代ポートフォリオ理論※2にもとづき、複数の資産に分散投資して安定運用を目指すものです。僕はこれを自分の先生のように使っていますが、手数料が高いので、100万円程度しか投資していません。でも、資産の割合を見るだけでも勉強になります。
※1:自動で資産運用ができるロボアドバイザー
※2:金融資産への投資比率を決定する理論
資産運用に関する学習方法や情報収集のやり方
学習方法は「まずは実際に投資してみる」
多くの人が勉強ばかりして、実際に投資をしません。そのくせ「金は配当が出ないから持つべきではない」「債券は長期的に見れば株式の値上がりに劣るから投資すべきでない」など、理論ばかりをこねくり回しているように思います。
僕自身、最初は暗号資産を怪しいと思っていました。しかし、少し買ってみると、その価値が理解ができるようになりました。日本では暗号資産に否定的な人が多いですが、アメリカでは政府が暗号資産を準備金にする動きもあります。
また、NISAをやらない人のなかには、「NISAは政府の陰謀だ」「株式市場はいずれ崩壊する」といった否定的な情報を集める人もいます。でも、まずは少額からでも投資してみればいいのにもったいないなと感じます。コンビニでの無駄遣いを我慢すれば、投資資金は十分に捻出できるはずです。
情報収集は「投資に関するネット記事」
実際に投資してみたら、投資に関するネット記事などを活用して情報収集します。ただ、それぞれの発信者には立場があるため、偏った意見になりがちです。なので、インフルエンサーや素人など、様々な立場の人の意見を見ることが大事だと思います。その上で、本などの有料ツールを活用するのはありだと思います。
たとえば、先ほど紹介した現代ポートフォリオ理論にも、実は否定的な意見があります。そのため、一つの意見だけでなく、様々な角度から情報を集め、自分のなかで腹落ちしたことを実行するべきですね。
投資で大切にしている信条やこだわり(投資のマイルール)
マイルールは3つです。
1つ目は、マクロ要因で投資先を決めることです。チャートを見て分析するよりも、世の中の大きな流れを捉えることを重視しています。たとえば、今後AI分野が伸びそうだと思ったらAI関連の株式を買う、といったイメージです。
ビットコインも発行量が決まっていて希少性が高いため、今後価値が上がる可能性がありますよね。マクロ要因を基準に投資先を決めれば、長期投資で大きく外すことは少ないと考えています。
2つ目は、レバレッジをかけず、現物取引を行うことです。実物不動産投資ではローンを組んでレバレッジをかけるのもありですが、それ以外の資産は必ず現物取引と決めています。なぜなら、市場から退場しないためです。投資で大切なのは、いかに市場に居続けて資産を持ち続けるかだと思います。
レバレッジ自体は悪いものではありませんが、僕は無理をしたくないので使いません。機関投資家と違って、個人投資家には資産を塩漬けできる強みがあります。この強みを失わないためにも、僕は現物取引一択ですね。
3つ目は逆張りです。投資家心理として、下落局面では売り、上昇局面では買いたくなるものです。でも、本当に景気が冷え込んだときに、普段投資している銘柄を買い続けられるかが重要だと思っています。
たとえば、2022年に世界第2位の暗号資産取引所が破綻し、「暗号資産のリーマン・ショック」と言われた時期がありました。当時、最高値1BTC=700万円でしたが70%減りましたが、そこで僕は買いにいきました。
※参考:東洋経済オンライン
※参考:FinTech Journal
「落ちるナイフをつかむな」という言葉もありますが、僕は自分が上がると確信している商品なら、むしろつかんだほうがいいと考えています。
今後の投資活動の予定(注目している投資手法や銘柄など)
今後の投資先としては、金とビットコインに注目しています。
コロナ禍では各国が大量のお金を刷り、市場に資金を供給しました。その後、金利を上げることで、市場にあふれたお金を回収しようとしましたが、結局再び利下げに転じました。つまり、一度ばらまいたお金は回収できないことが分かったのです。
また、インフレは経済の正常なサイクルの一部です。長期的に見れば通貨の価値は下がる傾向にあるため、そのヘッジとして金やビットコインを持つのが正解だと思います。さらに、株式もインフレ対策として有効ですね。
ただ、過熱している市場にはどこかでブレーキがかかるはずです。そのため、一定のキャッシュも手元に残し、複数の資産に分散しながら運用しています。市場が下落した際には、また資産を買い足す戦略です。
最後に|これから投資を検討している方へのメッセージ
投資は怖いと思う人もいるかもしれませんが、資産を守るためには、投資を考えないといけないフェーズに来ていると思います。これだけ卵やキャベツの値段が上がっているのは、円の価値が落ちているからです。インフレは通貨の価値が落ちる現象なので、それに対抗するには様々な資産に投資しておかないと、資産が目減りし、ジリ貧になってしまいます。
そのため、食わず嫌いせずに、株や債券、金、暗号資産、不動産など、様々な投資先を検討したほうがいいですね。
今回は不動産についてあまり触れていませんが、実物投資として良い投資先だと思います。やはり住む場所は常に必要ですし、昔から伝統のある投資方法ですからね。今後、不動産が値上がりすると考えるなら有望な投資先だと思います。
倹者の流儀様のインタビューは以上です。
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・東京証券取引所グロース市場に上場するクリアル株式会社が運営
・当社代表が不動産クラウドファンディング協会の代表理事
・SBIホールディングスとの資本業務提携
・経済アナリストの馬渕磨理子氏も推薦
・国土交通省の資料(P5,P19など)に事例として複数採用
・バンクアカデミー・小林亮平様
・chebu.mama様
・ぽんちよ様
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