投資家インタビュー(里崎智也様)|投資において信頼できる担当者の条件は?

※ファンドへの投資申込を行う際は、事前に詳細を十分に確認し、リスクを理解した上でのご決定をお願いいたします。投資後は"ほったらかし"で運用することが可能ですが、運用状況の確認のため、定期的にログインしていただくことをお勧めいたします。
※本記事に記載されている内容のうち、当社サービス以外の個別の商品・銘柄・企業名については、あくまでも参考として掲載しているものであり、当社はその商品、銘柄又は企業の株式等の売買を推奨するものではありません。 最終的な投資の実行は、ご自身の判断と責任の下で行っていただくようにお願いいたします。

プロフィール

お名前:里崎智也様(元プロ野球選手・投資家)
主な投資歴経験:日本株・米国株・投資信託・ETF・国債・社債・生命保険

自己紹介(投資を始めるまでの経緯)

2019年4月頃にYouTubeを始めたのですが、同じ時期に中田敦彦さんもYouTubeを始めたのです。面白いなと思ってコンテンツを見ていたら、お金をテーマにした動画の中で、「お金を得るには、労働か投資しかない」という考えに触れました。たしかにそうだなと共感し、投資を意識するようになりました

サラリーマンの人たちは、病気になってもすぐクビにはならないし、いきなり資金がショートすることもあまりないと思います。でも、僕は個人事業主なので、もし喉頭がんなどの病気で喋れなくなったら、99%の仕事が成り立たなくなります。そこで、万が一に備えて「お金がお金を生む仕組み」を持っておけば、リスクヘッジになると考えるようになりました

投資を始めたきっかけ

里崎智也様がインタビュー中に話している様子

ただ文句を言いたいから(笑)やらないで文句言うのはダサいじゃないですか。やったうえで文句を言いたいから、投資を始めようと思ったのです。

お金を稼ぐ方法は、「労働」か「投資」という2本の柱で成り立っていると思います。すでに「労働」は行っているので、もう1本の柱である「投資」も始めようと考えました。

日本人は「労働は正義、投資は悪」みたいなネガティブなイメージを持っている人が多い気がします。おそらく労働と違って投資は資産が減る可能性があるから怖いのでしょうね。

僕は働けなくなったときのために、労働と資産形成を軸に、一部の資金で投資をしています。例えるなら、労働や資産は木の幹のようなもので、普段は決して揺るがない存在です。しかし、もし幹が腐りかけたときには、投資にあたる枝を新たな苗木として成長させ、次の柱にしていく、そんなイメージで取り組んでいます。

投資関連で影響を受けた人

中田敦彦さんのYouTubeですね。他の人からは特に影響を受けていません。

何かを始めるとき、僕はその分野で一番詳しい人に話を聞くことにしています。投資については、銀行の窓口に行って徹底的に質問しました。無料で教えてもらえるうえに、最終的にやるかの選択は僕次第です。弁護士のように相談料もかからないので、こんな楽な話はないですよね。

また、色々な人の話を聴いていると、後から整合性を確認できます。他の人も同じことを言っていたら「間違っていなかったんだ」と信用度が上がりますね。

実際の投資先と運用実績

里崎智也様がインタビュー中に話している様子

これまで資産がマイナスになったことはなく、資産額は最初と比べて倍にはなっています。

投資先は8割が国債で、残りの2割が生命保険や社債、投資信託です。なぜなら国債は労働と同じくらいリスクが低いと考えているからです。国債に充てている8割の資産は、積極的に増やそうとは思っていません。あくまで何かあったときに生活レベルを落とさないための基盤です。

一方、残り2割の無くなっても困らない資金から生命保険や社債、投資信託に投資しています。仮に2割の資産がゼロになっても、生活には何の影響もありません。

この資産の安心感があるからこそ、僕は自由に好きなことができるのです。

資産運用での印象的なエピソード

里崎智也様がインタビュー中に話している様子

2019年11月頃、ちょうどコロナ禍に入る直前に投資を始めました。最初はいくつかの個別株に投資して、利益を出すことができました。

最初に購入した銘柄は、担当者に紹介されたソフトバンクのIPO(新規公開株式)です。ソフトバンクはプロ野球チームを持っている身近な存在で、潰れる心配もないだろうと思って投資しました。1株あたり1,500円で購入し、当初は1,100円くらいまで値下がりしましたが、その後持ち直して、最終的に1,500円を超えたタイミングで売却しました。

次に担当者から勧められて投資したのが、Amazonでした。Amazonは普段から使っている身近なサービスだったので、投資することにしました。コロナ禍で通販の需要が増え、株価もアホみたいに上がりました。ビックリするくらい利益が出ましたね(笑)そのときはアメリカの大統領選挙前で、担当者から「選挙のタイミングでは株価が下がることが多い」と聞いて、利益確定しました。

その後、担当者から「Alphabet(Googleの持ち株会社)が底値に近く、100%元が取れるから買い替えましょう」と提案されました。僕はYouTubeもやっていたし、Googleは日本でも有名だから信用できると思って投資しました。購入して2〜3日後から一気に株価が上がりました。

ただ、個別株は売買のタイミングによって結果が大きく変わるので、担当者から長期で運用できる投資信託を勧められ、現在は投資信託に投資しています。現在保有している投資信託は、一時的に下がることもありますが、約4年間で最も高いときには評価額が最初の倍近くまで上がりました。

ロシアとウクライナの戦争の影響で評価額は少し下がりましたが、僕は1円でも増えればいいというスタンスなので、あまり気にしていません。銀行に預けておくよりも、投資したほうがいいと思っています。

投資に関する学習方法や情報収集のやり方

銀行窓口の担当者に聞くようにしています。手数料を払ったとしても、相談する価値があると思っています。プロからのアドバイスで、1円でも資産が増えれば儲けものですよね。

投資に関する本などは、著者が本当に信用できるかどうか分からないので、読まないです。また、メディアに出ている人も基本的には信用していません。

投資の世界では、全員が利益を出せるわけではないので、知識を持っている人が意図的に情報を流して、損をする人を増やそうとすることもあるのではないか…と考えています。

みんな保険のことなら保険の営業マンに手数料を払っているし、法的トラブルに関する相談は弁護士に相談料を払っています。それなのに、投資についてはプロの話を聞かないのはおかしいと思います。素人が訳も分からず投資しても勝てるわけがないので、専門家に話を聞くのが一番ですね。

投資で大切にしている信条やこだわり(投資のマイルール)

里崎智也様がインタビュー中に話している様子

大切にしていることは3つです。

1つ目は、身近な企業に投資することです。資産を増やすためだけに、よく知らない会社に投資すると、失敗しやすいと思います。僕は知らない会社に投資したことはありません。Amazonやソフトバンクなど、すべて自分にとって身近な企業を選んでいます。

2つ目はさっきも話した通り、投資に関する情報は担当者に聞くことです。

3つ目は、無くなってもいいお金(余剰資金)で投資することです。投資はある意味でゲームのようなものなので、失ったら困るお金で投資するべきではないと考えています。

逆に、この3つ以外に意識していることは特にないですね。

信頼できる担当者の条件

里崎智也様がインタビュー中に話している様子

担当者が信用できるかは、僕の質問にきちんと答えられるかで判断しています。素人の質問に答えられないようなプロは、ダメだと思うのです。たとえば、僕がアマチュアの人から受けた野球の質問に答えられなかったら、僕の能力不足ですよね。

担当者の専門分野について聞いているのに、答えられなかったら信用できません。でも、質問に答えられているなら、あとは自分が納得するかだけの問題です。

あと、僕は積極的に連絡してくる担当者を信用していません。これは僕の感覚ですが、担当者と顧客との関係は、指導者と指導される人の関係に似ていると思います。必要なタイミングで、的確な指導ができるかが、指導者として重要なポイントです。こちらが情報を求めてないときに、担当者からぐいぐい来られても聞きたくないですよね。

逆に、担当者からたまに来る経過報告や未公開株の情報など、必要なタイミングでの連絡はありがたいですね。

今後の投資活動の予定(注目している投資手法や銘柄など)

今のところ、新たに投資のための資金を投入する予定はないです。投資は余ったお金で行っていて、毎月10万円を定期預金で貯金しているのですが、ある程度の金額が貯まらないと、投資のための資金にならないんですよね。

だから、担当者に「これがおすすめですよ」と提案されても、現状の金融資産の中からどれか売却しない限り、新たに投資できないのです。投資に回せる総額は決まっていて、その中で売買しています。

不動産クラウドファンディングへの見解(魅力や将来性なども)

里崎智也様がインタビュー中に話している様子

不動産クラウドファンディングには投資したことがないのですが、日々の価格の変動がなく安定的な投資商品で、ローリスク・ローリターンな気がします

僕は10年間で毎年110万円ずつを受け取れる生命保険に加入しているのですが、不動産クラウドファンディングもある程度リターンが決まっているという点で、生命保険と似た印象を受けました。

CREALのサービスの印象

1万円の少額から投資できる点がいいと思いますね。

最初はお試しで少額から投資して、様子を見ながら、徐々に投資金額を増やしていけばいいと思います。入口のハードルが低いのはメリットですね。

あと、仕事とか忙しい人にとっては、プロに任せてほったらかしにできるのもいいんじゃないですかね。不動産は僕の身近に詳しい人がいないので分からないですけど、不動産は手続きとかも難しそうだから任せられるのはありがたいと思います。また上場企業が運営していて、過去に元本割れが起きていないのも安心できるポイントですね。

最後にこれから投資を検討している方へのメッセージ

里崎智也様がインタビュー前に撮影に応じる様子

僕には「もっと早く投資しとけばよかった」という後悔は全くないですね。過去の判断はその時点の知識に基づいたもので、今の知識があれば違った判断をしていたかもしれませんが、それは過去には不可能だったことなんです。

たとえば、今の野球や栄養学、トレーニングの知識を20年前に持っていれば、過去から取り組んでいたでしょう。でも、実際は20年前にその知識はなかったわけです。「あのとき、こうしていれば…」と悔やんでも、考えるだけナンセンスだと思います。

家電は買いたいときが買い替え時であるように、投資もやりたいときがやりどきです。やりたくなければ無理に始める必要はありませんが、やろうか迷っているなら、まずは少額から始めてみるといいと思います。最初はみんな初心者で、子どもみたいなものですから。成功体験を積めば、自信がついて、少しずつ歩んでいけると思いますよ。

里崎智也様のインタビューは以上です。
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    その他インタビューの詳細>>インタビュー 記事一覧

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